警官の血 上巻(佐々木譲)

うわー!想像してた内容と全く違ったお話だったんだけど、それが気にならないくらい面白かった。読み応えのある警察小説でした。・・・って、上巻を読み終わっただけで、下巻がまだ残ってるんだけど(笑)

昭和23年に警察官になった安城清二。志半ばで謎の転落死を遂げる。そして、父の死の真相を知りたいと、後を追うように警察官になった息子の民雄。二人の親子の警察官としての日々を描いた小説。

てっきり、何かの事件が起こって、その真相に迫る・・・というようなミステリだと思って読み始めたら、ぜんぜん違ってた。・・・や、全然ってことはないですね。え~ミステリが根底を流れているのは確かなんだけど、ミステリっ!って印象ではないです、はい(笑)

親子どちらも、組織に組み込まれた一員としての責務を誇りに思い、一心に奔走する姿が好ましくもあり、痛々しくもある。清二の死の真相を想う時、民雄の2重生活の苦しさを想う時、胸が締め付けられるような哀しみとやるせなさを感じてしまいます。

上巻では、ようやく民雄の希望通りの部署に異動出来そう・・・というところで終わってるんですが、下巻でどういう展開になるのか、そして清二の転落死の真相と清二が追いかけていた殺人事件の真相はどういうものなのか、とっても楽しみです。実は、犯人はあの人では?という予測はしてるんですが、どうなんでしょうねぇ・・・。


**警官の血(下巻)



警官の血 上巻
新潮社
佐々木 譲

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