蟹工船 一九二八・三・一五(小林多喜二)

ちょっと前の「めざましTV」で「今、売れています!」という特集をやってたのを見て、思わず図書館で借りてきちゃった単純な私であった(笑)

タイトルは聞いたことがある。ってか、学生時代に憶えさせられた記憶があるタイトル。でも、読んだことはない。所謂、「名作」と呼ばれている作品は、こういうことが多いんですよねぇ。我が家は母親が読書好きで、小学生の頃から同じ本を読んでいたんです。小学校高学年では二人で「徳川家康 全18巻」(山岡荘八)を読破し、渡辺淳一なんぞも読み漁っておりました。当然、世界の名作なんかにも手を伸ばすのが早かったんです。世界文学全集ってのがあったし。で、さすがに小学校低学年で「大地」なんぞを読もうとしたって、難しすぎてわかんない(笑)「名作って難しい。わかんない。」という刷り込みが出来てしまって、大人になってからも手がでなかったんですよね。・・・と、言い訳をしてみる(笑)そんなことを言いつつ、与謝野晶子訳「源氏物語 桐壺」や「ロミオとジュリエット」は小学校低学年で、「嵐が丘」は小学校中学年くらいで読んでたりもしますが。今、考えるとよく読んだよなぁ・・・。意味、ちゃんと分かってたんかいな?や、怪しいなぁ(笑)

と、ぐだぐだとくだらんことを述べてるのは、感想っていう感想がないからなんです(笑)だって、TVであらすじも紹介してくれてたから知ってたし、何で今、読まれてるのかってのも分析されてて、「ほほーなるほどなぁ」と思いつつ聞いてしまったし。

函館から出港するする蟹工船を舞台に、人間以下の扱いを受けながら働く漁夫達が労働環境の改善を求めて立ち上がり、一度は挫折するものの、挫けることなく再度、立ち上がって最後には勝利を勝ち取る!というお話。荒々しいというか無骨なというかそんな風な文体で、とつとつと読ませるって感じだった。残念だったのは、最後まで小説形式で描かれてなかったこと。こうなったという箇条書きの後日談で終わってたのがねぇ;;;小説形式で読みたかったなぁ。

私が読んだ文庫本にはもう1編が収録されておりました。日付がタイトルになっているこの作品は、実際に起こった共産党に対する大弾圧事件を描いたもの。

どちらの作品も、その時代についてもう少し詳しく知っていたなら、もっと深く読めたんじゃないかなーと思いました。


蟹工船 一九二八・三・一五 (岩波文庫)

この記事へのコメント

2008年06月12日 23:33
近隣の本屋さんで売り切れ続出と聞いています。
私は売れ残りが出てから挑戦しようかと……。
近所の本屋さんがなくなったら、私はどこで買えばよいのだろう…………orz
すずな@主
2008年06月13日 15:18
>あまねちゃん
こちらの本屋さんでも山積されてました!・・・そろそろブームも去るかな・・・まだかな^^;
行きつけの本屋さんがなくなると困るよねぇ;;;私も近所の本屋さんが閉められた時は途方に暮れましたです。

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