ヴィラ・マグノリアの殺人(若竹七海)

おぉーっ、面白かったよー!

初めて読んだ若竹作品「猫島ハウスの騒動」がイマイチで、他作品にはなかなか手が出なかったんです。そんな時、「まったり読書日記」のエビノートさんが読まれて楽しかったというレビューを読んで、え、そうなの?それじゃぁ!とイキナリ意欲が湧いて手にしました(笑)

海の近くの斜面に建ち並ぶ10棟の家「ヴィラ・葉﨑マグノリア」。空き家になっていた3号棟で顔と指が潰された死体が発見される。被害者はだれ?そして、犯人は?

タイトルに”殺人”と付いてはいるものの血生臭さがないこの作品。こんな風に「小さな町を舞台とし、主として誰が犯人かという謎をメインにした、暴力行為の比較的少ない、後味の良いミステリ」のことを”コージー・ミステリ”というんだそう。へ~なるほどねぇ。たしかに、最初に読んだ若竹作品もそんな感じだったなー、そこが物足りなかったんだよなーと思う。が、この作品は、そういう物足りなさは全く感じませんでした。

なんといっても大変だったのは登場人物が多いこと。9家族に豪邸に住む作家夫婦、そして事件を調べる刑事コンビなど。誰の隣に住んでいるのが誰で、そのお隣は・・・とか、最初はいちいち見取り図を見返してたんだけど、途中から面倒くさくなってやめちゃいました。あとは、まぁ勘というか流れのままに~って感じ(笑)そして、ヴィラの住人がみな一癖も二癖もあって、読み進んでいくうちに誰も彼もが疑わしくなってくる。あ、この人?いや、こっちかな?あ、この小説家夫婦ってもしや・・・いやいや、どうもこの人も怪しい・・・を!?ぬぉーわからん;;;

そんなこんなで、全く予測も出来ないまま真相解明へ(笑)当然ながら、そうくるのかっ!なラストでした。どれもこれもが伏線で、色んなことが絡み合っての遺体発見。ふわー楽しませてもらったなぁ~と思いつつ本を閉じようとしたところで、えぇーっ!?でして。最後まで気が抜けないのねぇ;;;としみじみと反省しちゃいました。

そうそう。小説家夫婦の秘密は早い段階でピンっ!ときたのに、思いっきりスカッた感じでガックリ。これって、まんまと騙されちゃったってことなのかしらね・・・。ちょっと悔しいなぁ。

他の若竹作品も読んでみよーと思いつつ、まずはキッカケをくれたエビノートさんに感謝。


ヴィラ・マグノリアの殺人 (カッパ・ノベルス)

この記事へのコメント

2008年06月04日 21:39
わぁ~名前入りで紹介してくださってありがとうございます♪
誰も彼も怪しくって、こいつが犯人に違いないと思ったら、違うかも?となったり、犯人探しを楽しむことが出来ました。最後のサプライズにもビックリ。細部まで丁寧に書かれた作品という印象でしたね~。
小説家夫婦のこと、ピンときたんですね。私は、全くで…(^_^;)その分、え~、そうなの!!って思っちゃいました。
かぼちゃのスープ飲んでみたいですよね~。とても美味しそうでした♪
すずな@主
2008年06月05日 11:40
>エビノートさん
登場人物が多いのに、そのみんなが怪しくってあれこれ推理するのが楽しかったですね~!最後まで気が抜けてなかったし。
小説家夫婦のことはピンときたものの、だから怪しいと睨んだのに・・・^^;;;思いっきり著者に遊ばれた気分でした(笑)
かぼちゃのスープ、美味しそうでしたね~!

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