彩雲国物語13 黎明に琥珀はきらめく(雪乃紗衣)

このシリーズを読むと、ついつい自分を省みて「もっと一生懸命、生きんかいっ!」と、自分に対して檄のひとつも飛ばしたくなります。そして、今の仕事について、いろいろと考えてしまいます。・・・ぶっちゃけ、”転職”について考えるのは、だいたいこのお話を読んだ後。今回は特に、仕事の方が一段落して暇ぁ~~~;;;と唸ってるときだったんで、もうねぇ~そのまま辞表でも出したくなりましたよ。いや、出さないけどね。とりあえず、生活の糧の為には働かねば。楽しみが目白押しな現在、収入源はキッチリ確保しとかなければなりませぬ。現実問題として。

なんというかですね、私は今の仕事に対して「生活の糧」以外の何も求めていないのです。年に数回、現実逃避の旅に出れて、そこそこ美味しいものが食べて飲めて、読書時間をキッチリ確保出来ればいいと思っているのです。普段はそれで満足してます。仕事を生きがいにしようとは思わないし、たぶん、出来ない。でも、このシリーズを読むと、それでいいのか?という思いがフツフツと湧き上がってきます。何かの為に働く。自分の全てをかけてその責務に取り組む。取り組めるような責務をおっている。自分が必死になれることを仕事にしている。羨ましいと思ってしまう自分がいます。毎日、同じような時間の流れの中を漂い、明日も明後日も、おそらく1年後もやってる内容は変わらない。・・・この仕事、飽きたなぁーと思っている自分がいたりするんですよね。でも、だからと言って、今から何か自分が必死になれる仕事、職業を探そうという気力はイマイチ湧いてこない;;;・・・と、そんなことを思って堂々巡りをしちゃったりしております。

まぁ、ぶっちゃけ、価値観の違いといいますか、どこに自分の比重を置くか、ということなんだけどね。今の私は、「読書時間を確保出来、時々旅に出る」のが最優先事項であって、仕事はその為の糧であるということ。この物語の主人公である秀麗にとっては、もちろん生活の糧ではあるけれど、「官吏」という仕事を持っているというのが最優先事項であるというだけのこと。価値観の違いとは分かっているし、自分でも納得してはいるけれど、まぁ時々は、ウダウダと考えてみたりもしたくなっちゃうのですよ。隣の芝は・・・ってことかな、きっと(笑)だって、仕事に忙殺されて、本が読めなくなる生活を考えると・・・ブルブルブルっと首を千切れそうなくらい振りたくなるしね。そんな生活は嫌だと心から思いますもん(笑)

さて、物語ですが(笑)
この巻も秀麗が大活躍。まぁ、当たり前だけど。その反面、絳攸がグダグダ;;;まったく、オマエはーっ!と叱り飛ばしたくなりました。まったく、男の子はヘタレが多くて困るよ。そして、いよいよ百合さんが本編にご登場!女性陣の方が強いっていうのは、もうしょうがないですね(笑)深黎がめちゃめちゃ可愛いじゃないですか。これから、どんどんおじさまの影が薄くなるのかしら・・・とちょっと寂しくも感じつつ、紅家のお話になりそうなので、そうでもないのかな、とも思ったり。ちょっとずつ物語も収束に向かって進んでいるような、いないような・・・そんな感じですが。そろそろ、キッチリ締めて欲しいなぁ~という思いもチラリと感じる今日、この頃であります。でも、本当に終わっちゃったら寂しいだろうなぁ・・・。


**雪乃紗衣(彩雲国シリーズ)


彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく (角川ビーンズ文庫 46-16)

この記事へのコメント

2008年06月22日 01:53
うんうん。絳攸のグダグダっぷりはすごかったですね。1巻の頃のかっこよさの見る影もない。
ある意味、私はプライベートを投げ打ってでも、身を削ってでも、打ち込むような仕事と出会うことができました。
だからこそあえて、秀麗がプライベートを切り捨ててしまったら可哀想に感じるのです。どんな事情を抱えているにしろ、1人の女の子なのですから。
バランスの整った幸せというのは難しいものですね。

で。最近、私は作者の人は終わりを見ながら書いている気がしています。
すずな@主
2008年06月23日 10:42
>よっぱーなあまねちゃん(笑)
楽しいお酒だったようで良かったね~♪
巻が進むごとに、男性陣のグダグダっぷりが加速しているような気がする^^;お姉さんとしては、「しっかりせんかい!」と、ついつい言いたくなっちゃいます(笑)
色んなことを投げ打ってでも打ち込みたい仕事に出会えたことは、すごく幸せだなーと羨ましく思います。まぁ、本人にしてみればその大変さは言葉に出来ないものではあるんでしょうけどね^^;

この巻を読んで、初めて”終わり”を意識しました。

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