こっちへお入り(平安寿子)

そういや「しゃべれどもしゃべれども」(佐藤多佳子)を読んだ時に、落語をちゃんと見たい(聴きたい)なぁ!寄席に行きたいなぁ!と熱く思ったんでした。・・・ってなことを、これを読みながら思い出した。あれから、どれだけの月日が流れたことか・・・(遠い目)。単純なので、すぅ~ぐ熱くなる割には冷めるのも早いようです。いや、冷めたわけじゃないんだけどね。いつか行きたいとは本当に思ってるんだけど、なかなか機会が巡ってこない。ちょっと前にも地元に桂文珍さんが来られたんですが、日程が合わずに行けなかったんです;;;土曜日の昼間は、お休みの人も多いでしょうが、私は仕事なんだよーっ。せめて夜だったら行けたのに・・・(泣)

そんな訳で、33歳独身OLが落語に挑戦するこのお話を読んだら、当然のように落語熱再燃!です(笑)「しゃべれどもしゃべれども」とはまた違った感じで、落語についての記述もより奥深いものがありました。同じ噺でも、噺家によって違うこと、それを受け取る側も様々な受け取り方があること。面白いなぁ~と思いました。主人公の江利のように、私も聞き比べてみたくなりました。

噺を練習しながら、その噺の本質に近づくにつれ、それを自分の身の回りにも当てはめられることに気付いていく江利。仕事のこと、家族のこと、恋愛のこと。落語を通して考えると、「あ~そういうことか。」とふとした瞬間にストンと腑に落ちる。心が軽くなる。

・・・うらやましい(笑)あれこれと悩んでいる時に、とっても良いタイミングで解決の糸口になるようなことが訪れることってあるけれど、そんなに頻繁にはないんですよねぇ。だから、江利がとっても羨ましいなぁ、なんて思っちゃったり。まぁ、小説ですからね。多少のご都合主義はあるよね。・・・と、負け惜しみを言ってみる(笑)

最後の方に、「落語って色んな人を一人で演るから、それぞれの物の見方を感じることが出来る」っていうようなことが書かれているんですよね。あ~なるほどなぁ、と納得。そして、「どんな噺でも笑うところがある」っていう言葉も印象的でした。どんな時にも、笑える、笑いを見つける。難しいけど、それが出来れば、何とかやっていけるような、何かしらの解決策が見つかるような気がします。要は気の持ちよう。

ますます落語に興味津々。今度、図書館に行った時に、落語のDVDかCDを借りてこようかな。


こっちへお入り

この記事へのコメント

2008年05月17日 21:24
こんばんは。
落語に夢中になっていく江利が本当に楽しそうで、羨ましくなっちゃいました~。落語を通して周りを見ると…ってとこも、なるほどねぇとなっちゃって。私の周りの困ったちゃんも、落語頭で考えれば許せちゃうのかなぁ~と、ちょっと実践してみたくなっちゃいますね(笑)
すずな@主
2008年05月19日 11:08
>エビノートさん
江利と一緒に、読んでる自分も落語に夢中になっていくようでしたね~。
私の周りにも困ったちゃんがいます!落語頭で考えると許せるようになるのでしょうか・・・(-_-;)

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  • こっちへお入り 〔平 安寿子〕

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