竜馬がゆく(六)(司馬遼太郎)

おーっ、いきなり面白くなってきた!
前半部分は今まで同様、まったり~って感じでウダウダと読んでいたんだけど、後半に入った途端、どんどん面白くなってきて、残りは一気に読みました。このまま最後まで突っ走ってほしいなぁ・・・。

薩長同盟から寺田屋襲撃が描かれている6巻。薩長同盟ってもっとすんなり締結されたのかと思っていたんだけど、紆余曲折あったんだねぇ。まぁ、それまでは敵同士だった訳だから、そう簡単に手を結ぶってことにはなるはずがないんだけどさ。竜馬ってすごいことをやったんだな~と、改めて、というか初めて思ったよ。遅いって(笑)だって、私の中では、名前だけが一人歩きしてて、竜馬の成した功績っていうの?それがいま一つピンときてなかったんだよね。これを読んで、おー確かに歴史に名を残すはずだ!と納得しました。・・・無知ですみません;;;私の中の日本史って、江戸時代初期くらいで終わってるんだよねぇと、言い訳というか、無知を晒してるっていうか・・・。

歴史は知ってても、こんなことで本当に薩長同盟って成るのか!?とドキドキしました。薩摩も長州も藩の体面を繕うことが優先で、おまけにそれまでの恨みとかシコリがあって、なかなか相容れられない。それは分かるけど!分かるけど、そこに拘ってては先へ進めない、”藩”ではなく”日本”で考えよ、と説く竜馬。そして、まずは物の交流から始めようと提案する。不作で米が足りない薩摩藩へは長州藩から米を、武器を集められない長州藩へは薩摩藩が武器を外国から買い入れ流す。所謂、”商社”みたいなことを竜馬がやったってことなんですよねぇ。お互いが助かって、そこから距離が縮まっていく。いや~凄いなぁ、と感嘆しました。こういうことを考えつくだけでも凄いのに、実現させちゃうってのがもっと凄い。

前巻から登場回数が増えた西郷さんが、ますます活躍してる姿を読めるのも嬉しい、というか楽しい。やっぱ、薩摩藩の面々には親近感が湧いてしまいますね。思い入れが違うもんなんだなぁ、なんてことを改めて感じたりもしました。某国営放送の大河ドラマでも、この辺りのことはもちろん織り込まれるだろうから、この姿が見れるのかしらとちょっと期待しつつ、主人公は篤姫だからなぁ・・・チロっと触れるくらいかな、とも思ったり。なんにしろ、まだまだ活躍の場がありそうなので、先を読むのが楽しみです。もちろん、竜馬の活躍も楽しみ!この巻を読んで、一気に次巻への期待が高まりました。今までの鬱憤を晴らすような感じで、読む意欲が倍増しました(笑)


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**竜馬がゆく(一)
**竜馬がゆく(二)
**竜馬がゆく(三)
**竜馬がゆく(四)
**竜馬がゆく(五)
**竜馬がゆく(七)
**竜馬がゆく(八)


竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)

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