先生と僕(坂木司)

・・・美味しい料理が出てこなーい!

って、それがまずくるか!?ですが(笑)だって、坂木作品と言ったら、『深夜に読まないでください。』って注意書きが必要なくらい、美味しそうな料理が出てくるんですもん。それも、高級料理って感じじゃなくって、手料理、家庭料理の類なので、味がそこそこ想像できるものばかり。故に、食欲が益々刺激されて、深夜にも関わらず「うわー食べたーいー!」と悶えなきゃいけない羽目に陥るんだよねぇ。そのつもりで、休日の昼間に読み始めたんだけど、その点に関しては肩透かしでした。良かったといえば良かったんだろうけど、なんだかちょっと残念だわーという感も否めません。なんて我侭な(笑)

短編5編からなるこの作品は、坂木作品らしく1編で一つの季節の物語が描かれ、1冊で1年が経過するようになっています。大学に入学したばかりの、ついつい悪い想像ばかりが膨らむという極端に怖がりな主人公・二葉は、ミステリー大好きな中学生・隼人と知り合って、家庭教師を引き受けることになる。二人の周りで起こるちょっとした事件を、主に隼人が解決し、二葉が感嘆する、というお話。

で、いいのかな(笑)事件と言っても、そんな大きなものではなく、日常に身近で起こるようなちょっとした事件。もちろん、誰も死なないし。軽~いミステリーという感じかな。事件を解決した隼人くんに対しても、読みながら「おぉ!すごいっ!」って手を叩きたくなるようなこともないし。そういう意味では、ミステリーだと思って読むと、ちょっと拍子抜けしちゃうのかもしれません。

読み終わった後、このタイトルの「先生」というのは、どっちのことを指してるのかな~と思いながら眺めてしまいます。家庭教師をしてるのは二葉だけど、ミステリーを教えてるのは隼人だし。そうそう。隼人が、怖がりな二葉の為に勧める「怖くないミステリー」に興味津々。最後に北村作品の名前が出てきたときには、思わず「おぉっ♪」と歓声を上げてしまいました(笑)あの作品は大好き。隼人オススメのミステリー、半分は読んでましたが、残り半分は読んでないものでした。ちょっと探してみようかな、と思っちゃった。あ、この本は図書館で借りたんだけど、珍しく付録が貼り付けてありました!今まで付いて無くって残念な思いをしてたんだよねー。ちょっとしたプレゼントをもらえたようで嬉しかった♪


先生と僕

この記事へのコメント

2008年04月22日 20:16
美味しい料理、そういえばなかったですね~。坂木作品ではことごとく食欲を刺激されてきたので、その点でも物足りなさがあったのかも(^_^;)
本文の内容より、紹介されるミステリの方に興味津々だったのも同じですね。北村作品の紹介には、ニヤリでした。確かにアレは卒論を書く前に読んでおくべきかも♪
すずな@主
2008年04月23日 14:32
>エビノートさん
そうなんですよ~。美味しい料理♪って、ちょっと警戒しつつも楽しみにしてたんですけどね;;;
紹介されているミステリには心惹かれましたね~。北村作品も再読したくなっちゃいました^^;
まみみ
2008年04月23日 16:46
うわーこれふろくつきだったんですか!?
こちらで初めて知ったんですが。…やはりちゃんと読みたければ買え、ということなんですかね。。
この北村作品、わたしも好きです。うまいですよねぇ。わたしも再読したくなっちゃいました。
すずな@主
2008年04月24日 16:27
>まみみさん
そうなんですよー。付録が貼り付けてあるのを見たときはビックリでした。私も図書館で借りたんですが、親切な職員の方がいらっしゃったようで嬉しかったです。
まみみさんも、あの北村作品お好きなんですね!や~ますます再読したくなっちゃいました。
2008年04月24日 18:24
食べ物があんまり出てきませんでしたね。パンは捨てられちゃったし…。
今のところは隼人が先生だけど、二葉が先生としての役割をできるようになると、二人も代われるのかもしれませんね。
ああっ、ふと沖縄の料理を思い出してしまいました。時間が時間だけにお腹が。
すずな@主
2008年04月26日 13:50
>たまねぎさん
食べ物が出てこないばかりか、そういえば捨てられちゃったんでしたね;;;あの気持ちは分かるけど、食べ物を捨てるのには、すんごい抵抗を感じてしまった私です;;;
二葉が先生の役割を出来るようになるのは、まだまだ先になりそうですね。・・・って、続編を書いてくれればの話ですが(笑)
うわー。たまねぎさんのコメントを読んだら、私も沖縄料理が食べたくなっちゃいましたよーっ!
2008年04月26日 18:16
こんばんわ。
TBさせていただきました。
坂木さんの作品は美味しい料理がたくさん登場するんですか?
私はまだ坂木さんは初心者なもので^^;
坂木さんの作品はとても好きです。
悪い人は出ないし、人は死なないミステリですし。
もっと読んでいきたいですね^^
すずな@主
2008年04月27日 11:32
>苗坊さん
はい、そうなんです。坂木作品は危険です。夜中に読んではいけません(笑)
特に「ホテルジューシー」は、沖縄にソッコー飛んで行って、食べまくりツアーをしたくなります~。
坂木作品は、血が流れるっていうのがあまりないですね。ちょっと安心して読めますよね。

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