娼年(石田衣良)

直木賞候補作。
だったんだそう。えーっ!こ、こういうのも「直木賞」なんだ!ちょっとびっくり。まぁ、桜庭一樹さんの「私の男」が受賞しちゃったんだから、たしかにありかもねぇとは思うけれど。

会社の同僚から借りた本です。というか、送りつけられました(笑)私が働く事務所に女性は私だけなんですが、別事務所に3人ほどいらっしゃいまして。最近、その4人の間で漫画や小説が飛び交っているんですよね。お陰さまで、私は有川ファンを一人増やしたりもしましたけど(笑)で、ある日、この本が社内便で届いたという次第。

そんな訳で、石田さん初読み。うーーん、初読みでコレは、なかなか刺激的かもしれない(笑)タイトルから想像した通りの内容です。官能小説といえば、官能小説とも呼べるかも。ただ、なんというか、ソレだけではないところが、恋愛小説という印象も受ける。

20歳のリョウが娼夫となって、そこで出会った多様な人々。様々な性癖を持つ人々を、リョウは淡々と受け入れる。リョウが色んな人々と普通に接する姿が、このお話をドロドロとしたものではなく、サラリとした印象に変えていたような気がします。読んでいると、人の数だけ欲望の形はあって、それが当然のことなんだと思える。最初は、え;;;と思ったことも、なんだかだんたんとスンナリ受け入れながら読んでいました。さすがに、小指を折るシーンでは引いてしまいましたけどね。アレはちょっと受け入れられないです;;;

リョウと、彼を娼夫にした静香との関係。二人の愛情は、恋愛のようであり、親子のようであり。ちょっと切なさも感じたりしました。

これ、最近かな、続編が出てるようですね。機会があったら読んでみたいなぁ。


娼年 (集英社文庫)

この記事へのコメント

2008年04月24日 23:14
こんばんは。読んだよー。
私も石田さんはほとんど初読み。
小指のシーンは確かに、ちょっと……ね?
すずな@主
2008年04月26日 13:51
>あまねちゃん
ねぇ;;;あれはどうよ、だったよねぇ;;;<小指

初読みだったけど、読みやすかったから他の作品も読んでみようかな、と思った~。
2008年04月29日 23:53
TBさせていただきました。
初読みの作品がこれは凄いですね^^;
でも、嫌いじゃないですね。
引き込まれました。ストーリーも好きです。
私も同じく、小指のシーンは怖くて恐ろしかったです。
こういうシーン、池袋ウエストゲートパークでもよく登場しますが、背筋が凍ります・・・
すずな@主
2008年04月30日 14:46
>苗坊さん
貸してもらわなければ読まなかったと思います(笑)タイトルでちょっと引いたんですが、読後感は良かったですね。
小指のシーンは引きますよねぇ;;;って、他作品でもこんなシーンがあるんですかっ!?うわー心して読みます^^;

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