12番目のカード(ジェフリー・ディーヴァー)

「リンカーン・ライム」シリーズ6作目。
いつの間にか7作目まで出版されてました(笑)ということで、時間を置かずに次作も読めるらしい。それは嬉しいけどね。

単純な強盗未遂事件から、襲われた少女の祖先、解放奴隷のチャールズ・シングルトンが巻き込まれた140年前の陰謀に辿りつく。そして、少女は殺人者から執拗に襲われる。ライムとサックスは犯人に辿りつけるのか。そして、少女が襲われる本当の理由とは・・・。

下半身不随の捜査官ライム。その助手役を務める恋人で警察官のサックス。そして、いつものメンバーが事件現場に落ちていた塵と間違えそうな証拠物件から犯人に辿りつく様子は、いつ読んでもワクワクする。綿埃のゴミや土の一粒に、どれだけの情報が詰まっているのか!いつも感嘆させられます。

そして今回も、二転三転する展開にドキドキさせられました。というか、残ページ数でこれでは終わらないな、というのは分かるんだけどね。でも、予想を超えた展開や真実に毎回のことながら「うひょー」と叫びながらの読書になりました。いや~面白かったなぁ。

それにしても、読むたびに感嘆させられるのは最先端の科学捜査技術!凄いですねぇ。こんなんじゃ、証拠を残さずに犯罪を犯すなんて無理なんじゃないかと思ってしまいます。・・・とはいえ、現実には未解決事件は多い。やはり、その最先端の技術を使いこなす、フルに活用できる人材も必要ってことなんでしょうね。

ライムが、ひとり心で呟くような最後のページはとっても印象に残りました。
人を五分の三の人間にするのは、政治家でも、ほかの市民でも、故障した体でもない。自分を完全な人間だと見てそのように生きるか、不完全な人間と見てそのように生きるか。それを決めるのは、自分自身だ。~本文より~

さて、次は7作目。今度はどんな展開がまっているのでしょう。ワクワク。


12番目のカード

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    Excerpt: 「12番目のカード」ジェフリー・ディーヴァー(2006)☆☆☆☆★ ※[933]、海外、現代、小説、ミステリー、リンカーン・ライムシリーズ、アームチェアデティクティブ、プロファイリング、エンタテーィ.. Weblog: 図書館で本を借りよう!~小説・物語~ racked: 2008-03-12 09:03