世界の終わり、あるいは始まり(歌野晶午)

ハラハラドキドキで先が気になってしょうがない!ページを繰る手を止められなーいっ!それって、どういうこと?・・・ってことは?どうなるの?どうなるのぉーっ!?

・・・だったんだよねぇ、途中まではね。なんかね、夢中で読んでるところで、イキナリ「仕事しなさーいっ!」って本を取り上げられた気分でしたね。・・・喩えがちょっと違うような気もするけど(笑)

小学生を狙った連続誘拐殺人事件が発生。とある会社員が、小学6年生の息子の部屋でその事件の犯人ではないかと疑われる物を発見してしまう。そこから始まる戸惑い、動揺、葛藤、恐怖などなど・・・。本当に息子が犯人なのか。どうして息子は殺人を犯したのか・・・。

面白かったのよ。本当に面白かった。でも、途中でこの作品の構成が分かってきて、話が進むにつれてその面白さがどんどん目減りしていくのが分かったのもホント。1回ならまだしも、何度も何度もあるとね、正直ウンザリしてくるんだよね。最初は、これは現実?それとも・・・?とかアレコレ想像したりして、それなりに楽しめたんだけどさぁ。何度もあるとね、食傷気味になってくるし、これはあんまりじゃ?ってなモノもあったりで・・・。

おまけに、さんっざん引っ張った挙句にラストがアレじゃ・・・。まぁ、そういうのもアリだと思うし、嫌いじゃないけどね。桐野夏生さんの「柔らかな頬」も結構、好きだったし。・・・あ、ネタバレかな。す、すんません。とにかくね、嫌いじゃないけど、この作品はそれまでの流れが流れだったからさぁ。呆気に取られたっていうか、「あぁ?これで終わりっ!?」ってちょっと怒りも感じちゃったり。こういう構成も面白いと思うけど、途中で、というかラストにもうちょっと捻りが欲しかったなぁ、というのが正直なところ。

実は、歌野さんとは今までなんだかんだで縁が無くって(図書館の期限切れで読まずに返却したり)初読みだったんだよね。・・・うーん。と悩みつつ、途中まではすっごく面白く読めたんで、他作品も読んでみようと思います。


世界の終わり、あるいは始まり (文芸シリーズ)

この記事へのコメント

2008年01月13日 22:44
すずなさん、こんばんは(^^)。
そうなんですよ~ぅ。この物語は、ちょっと納得いかないんですよね。
>さんっざん引っ張った挙句にラストがアレじゃ・・・。
激しく、同意。
歌野さんなら、もっとひねりのきいた終わりをしてほしい…ってのは一読者として欲張りすぎなんでしょうか。

歌野作品初読みだそうですが『葉桜の季節に君を思うということ』や『ジェシカの駆け抜けた7年間について』なんかはスゴイですよ。騙される騙されると思ってても、さらにその裏を突かれます。すごいです。私もまだ6作品しか読んでませんが・・・。
是非是非、お読みください♪
すずな@主
2008年01月14日 10:29
>水無月・Rさん
同意ありがとうございます!
なんだか、今でもモヤモヤしちゃってます^^;

オススメありがとうございます♪
正直、何から読もうかな、またモヤモヤしちゃったらイヤだな、と思っていたので助かります!早速、探してみますね~。

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  • 『世界の終わり、あるいは始まり』/歌野晶午 ○

    Excerpt: うわッ、不完全燃焼だ・・・。コレはないでしょう、歌野晶午さん。お得意の「読者の誤認識を利用するトリック」は、何処へ行っちゃったんですか~。いや、そのトリックが歌野晶午だ!というのは私の勝手な思い込みな.. Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。 racked: 2008-01-13 22:35