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zoom RSS はなうた日和(山本幸久)

<<   作成日時 : 2008/01/06 06:54   >>

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これが2008年の読書初め。・・・にする(笑)

東京の世田谷沿線を舞台にした短編集。
それぞれが、がっつり繋がっている訳でもないし、登場人物がしっかりリンクしてる訳でもない。びみょーに微かに繋がっているところが、またオツだな、と思えました。「世田谷もなか」が食べたい(笑)

母親と二人で暮らす小学生、不倫相手が病死した女性、サラリーマンにB級モデルに亡くした夫を想い続けるおばあちゃん。年齢も職業も環境も違う8人の日常を切り取ったお話。

どれも、ちょっと切なくって胸が小さく痛んでしまうけれど、最後はふっと微笑めるお話ばかり。大きな事件が起きる訳でもなく、誰もが経験していそうなことばかり。私が通勤途中にすれ違う車の運転手達が主人公という感じかな。すれ違うみんな、それぞれに家族がいて、いろんな葛藤や想いを抱えていて、辛くって泣いちゃったりもするけれど、それでも日々は過ぎていく。優しい時間ばかりじゃないけれど、それでもちょっとした幸せとか希望とかに出会って、笑っていられることも多い日々。それが暮らすということ。著者の優しい視線にほっこりとした気分になれた。

・・・と、まぁ〜そんなことを思いながら、お正月気分も薄まった休暇終盤にコタツに潜り込んで読み耽りました。

最後の「うぐいす」が好きだったな。亡くなった夫を想い続けるおばあちゃん。愛した人の思い出の場所がどんどん無くなっていく寂しさがツーーンと胸に迫ってきました。最後の数行がじわじわと心に染みました。


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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
全体的に優しい雰囲気で、気軽に読める一冊ですよね。
切なくなる話もあったけれど、読後感は悪くありませんでした。
エビノート
URL
2008/01/07 21:40
今年もよろしくお願いします。
読書初めに、この本はいいじゃありませんか。
せつないけれど、ほんわかした雰囲気が好きです。

URL
2008/01/07 22:39
読んで2年半くらい経つのでおおまかなあらすじすら忘れてるんですが、作品に漂う雰囲気だけはかすかに覚えてます。
すずなさんのいう「通勤途中にすれ違う車の運転手達が主人公という感じ」ってのがまさにぴったりくるお話だと思います^^
まみみ
2008/01/08 09:20
>エビノートさん
そうそう。するすると気軽に読めました。
読後感が良かったですね。

>花さん
こちらこそ、よろしくお願いします。
厳密に言うと別な本が読書初めだったんですが、それは年越ししたので、こっちを読書初めにすることにしました(笑)
切ないんだけど、ほんわかできるお話でしたね。

>まみみさん
ありがとうございます。登場人物たちが身近にいるような人達ばかりで、とても親近感がもてる作品でした。
すずな@主
2008/01/08 11:33
この本の文庫版を見つけました。
ぱらぱらとめくっていたら、巻末に書き下ろしの短編。
アカコとエリの、エリが主人公でしたよ。
あまね(香桑)
URL
2008/06/13 01:20
>あまねちゃん
な、なんですとーっ!?そんなん反則じゃーっ!と叫びたい気分。
しょうがない、本屋さんで立ち読みしよう^^;
すずな@主
2008/06/13 15:19
こんにちは。TBさせていただきました。
どの作品もあったかくて少し切なくて。
山本さんの作品が一気に好きになりました。
アンソロジー以外読んだ事がなかったんです。
もっと読んでいきたいです^^
苗坊
URL
2008/08/29 20:37
>苗坊さん
どのお話も著者の温かい目線が感じられて、ホッとする読後感でしたね〜。
他の作品もそんな雰囲気のものが多いので、是非、お手にとってみてください。
すずな@主
2008/08/30 14:43

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