1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター(五十嵐貴久)

1995年、44歳の主婦がバンドを結成した。ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を演るのだっ!

学生運動が盛んだった1969年に大学生だった世代には、多少の気恥ずかしさと共に懐かしく読めるお話ではないのでしょうか。そして、胸熱くして「自分もちょっと頑張ってみようかな・・・」な~んてことも思っちゃったりもするんじゃないでしょうか、きっと。・・・たぶん。だんだん、弱気になってきてますが(笑)だって、この世代の人間じゃないからなぁ。でも、出てくるバンド名だけで興奮する!はず。音楽好きなこの世代の方(笑)との付き合いが長い私にとっても、うわーうわーうっわぁぁっと、ついつい口を付いてしまうような名前がガンガン登場しました。読みながら、ついウッカリ歌を口ずさんでしまったりもしたり・・・。

このお話は、40代の主婦がひょんなキッカケでバンドを組むことになり、まぁ~いろいろ苦労したものの、最後は練習した1曲をライブで演奏する、という、捻りも無く予想通りに進むお話でして(笑)「パパとムスメの~」を彷彿させるような感じかな。

バンドを組むまでがだらだらと長くって、ちょっと退屈・・・と思っちゃったりもしました。実は、他にも読まなきゃいけない本が山積みでして、途中で挫折しようか?って誘惑に負けそうにもなったりしたんだけど;;;誘惑に負けなくて良かった!バンドを結成してからは、もうね、のめり込むようにして読みましたよ。だんだんと物語の世界に引き込まれていって、最後は一気読み。脇役ながらキラリと光る旦那がカッコイイよ!あの一言には痺れましたね~。

そしてラスト。すんなりいくのかと思えば、事件勃発でして。うっわー、どうなるの?だ、大丈夫なのかっ!?とドキドキしながら読み進めました。最後は、ちょっとうるうるとこみ上げるものもあったり・・・。面白かった。ジーンとしちゃいました。

1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

この記事へのコメント

2007年12月10日 15:24
バンドを結成してからはページを繰るのが早い早い!(笑)。
旦那の台詞にシビレましたね~。
土壇場の事件にもドキドキ。ラストは胸が熱くなりました。

五十嵐さんの本で挫折はしないように(笑)。
2007年12月10日 21:18
年代は違うけれど、当時流行っていた曲のタイトルなどがたくさん出てきて、懐かしいと思いながら楽しく読めました。
幸輔の台詞はカッコ良かったですね~♪
ライブの場面は、何だかこちらまで熱くなれる力強さを感じました♪
すずな@主
2007年12月11日 11:01
>藍色さん
あ、イエローカードもらっちゃいました?(笑)今後は挫折なんてことを考えないように心して読みますです(^^ゞ

バンドを結成するまでは長かったですが、結成してからはページを繰る手が止まらなかったですね。
あのラストにはジーンとしちゃいました。

>エビノートさん
そうそう。当時の曲のタイトルが出てくる度に「懐かしぃ~」と呟いてました。
幸輔のセリフはかっこ良かったですよね~。惚れ惚れしちゃいました。
ライブはどうなることかと思いましたが、胸が熱くラストでしたね。
たまねぎ
2008年02月11日 12:45
旦那さんはまさかの一言で、思いっきり男っぷりを上げましたね。それまでは大丈夫かよって感じだっただけに、あの毅然とした態度は驚きましたよ。
すずな@主
2008年02月11日 14:10
>たまねぎさん
最後の旦那さんの一言はかっこ良かったですよねー。普段はそうでもなくても、ここぞという時は外さない。思わずジーンとさせられました。

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