いつかパラソルの下で(森絵都)

可も無く不可も無く、ってとこかなぁ・・・。どっちかっていうとイマイチ。親離れの物語。・・・で、いいのか?ちょっと違うような気もするけど(笑)

父親の突然の死をきっかけに、父の生前の秘密を知ってしまう残された家族。病的にまで厳格だった父が、実は浮気をしていたことを知った子供達。始めは信じられなかった子供達三人が、やがて父がひた隠しにしていた過去や故郷を知ることになる。動揺し、嫌悪し、やがて、父の故郷へ行くことに・・・。

上手くいかないことを、厳格な父のせいで・・・と思いつづけてきた主人公や兄妹が、父の故郷を訪ね、その土地に住む親戚達との交流を通して、父もまた故郷や親に囚われ続けたいたことを知る。父親を一人の男性として、人間として感じたことで、父を許し、父親の影から抜け出していく。結局ところ、父親も子供達も、同じように何かに縛られ、囚われ続けていたんだな、と。親子だよねぇ(笑)

子供は親から多かれ少なかれ、なんらかの影響は受けているし、親に対して息詰る閉塞感を感じているんじゃないかと思います。そして、上手くいかなかった時、それを親のせいにしてしまう。親を”親”としてではなく、一人の”人間”として感じた時に、親のせいにしなくなるのかもしれません。それが、親離れってことなんでしょうか・・・。

なーんか、自分でもよくワカラン感想になってしまったような・・・。

いつかパラソルの下で

この記事へのコメント

2007年10月12日 15:00
イカイカ祭りが始まるまでのお話。
そう解釈すれば楽かも~。

え、違うって?? ^^;
2007年10月13日 02:49
親離れの物語でいいと思いますけど、上手くいかなかった時、その不満をどうするか?。
その方向を考えると、成長の度合いや個性が感じられるかもしれませんね。
すずな@主
2007年10月13日 11:21
>しんちゃん
うははは(笑)なるほど。

>藍色さん
そうですね~。そう読めばいいんですね~。
なんか、スッキリしました!
2008年09月20日 11:16
絵都さんの近作「ラン」を読んで、その勢いでこの本や「つきのふね」を読みました。
この本は「いつかパラソルの下で美味いビールを飲むような、嬉しい楽しい大好きな日を探して、諦めずに歩いて行こうぜっ!」ってなふうに、都合よく(笑)読みました。
すずな@主
2008年09月20日 14:11
>くじらさん
「ラン」は返却日までに読めず、そのまま図書館へ返しちゃったんですよねぇ^^;機会があったら、また借りてこようと目論んでるところです(笑)

なるほど~。そういう読み方もあるんですねぇ!そう思うと、なんだか違った印象の作品になりそうです(笑)

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