シャーロック・ホームズと賢者の石(五十嵐貴久)

4編のホームズ・パスティーシュと翻訳者・日暮雅通氏による「ホームズ・パロディ/パスティーシュの華麗なる世界」を収録。

まずね~「パスティーシュ」って何ぞや?と躓く私(笑)・・・無知ですんません;;;で、とりあえず調べる。・・・お恥ずかしながら、「パスティーシュ」って言葉も知らず、今までホームズファンと自認しておりました。すみません;;;と、謝りたい気分になりました。私的に分かりやすく解釈すると、アニメとか漫画とか小説とかの「同人誌」という感じかな~と思うんだけど。それを素人さんじゃなくプロの作家さん達が書かれている作品ということかな。・・・合ってる?で、パロディではなく「模倣作」という位置付けのものをそう呼ぶみたい。それも、「パスティーシュ」と言えば、主にホームズ物のことを言うらしい。そして、原作のことを「聖典」と呼ぶ、ということも初めて知りましたよ。えへへへへと、笑って誤魔化す。でも、言い訳させてもらうなら、ホームズものは原作しか読んだことがないのよね。原作以外は興味が無かったんで、ホームズをもじったタイトルとかがついている本には、手を伸ばそうとも思わなかったのですね。なので、そんな言葉があるなんて露ほども知らず・・・。

そんな訳で、この本もね、五十嵐さんが書かれていて、且つ、お世話になっている「粋な提案」の藍色さんにお勧め頂かなかったら手に取ってなかったと思います。

あまり期待はしてなかったんですが(すみません;;;)面白かったですね~。特に好きだったのは表題作にもなっている「賢者の石-引退後の真実」。そういや、このタイトルからハリポタを連想したのは私だけでしょうか(笑)これは3編目に収録されていたんだけど、最初の2編が私的にイマイチでして。特に1編目は、久しぶりにホームズ&ワトスンに会ったからか馴染むのに時間が必要だったようで・・・。おまけに内容が内容だからねぇ(笑)ちょっと、うぷぷぷと笑いつつも、こういう展開は好きじゃないなぁ~と思っちゃったりも。そんな訳で、うーむ;;;と思いつつ読んだ3編目。面白かった。おぉ!これぞホームズ!という感じで。おまけに、最後のオチはそうくるかっ!?というくらい有名人が登場されまして(笑)すっごい繋がりにびっくり。ワクワクしちゃった。とっても嬉しい驚きでした。

次の「英国公使館の謎-半年間の空白の真実」も、ワクワク感が持続してて楽しめました。日本が舞台になってるってのも大きかったのかなぁ。読みながら推理していく楽しさも味わえたし、他の3編もなんだけど最後のオチがね~。おぉ~そうくるのか!という驚きも相まって満足♪でした。


この本を読んだら、自然と”聖典”も読みたくなるってもんでして(笑)本棚から埃を被った1冊を取り出してしまいました。うちの本棚に鎮座されているのは、これがまた大きな本なんだよね。「シャーロック・ホームズ大全」という代物で、大きさはA4版くらい。605ページの厚さ。学生時代に本屋で見つけて、悩みつつも思い切って購入したもの。「緋色の研究」「四つの署名」「バスカビル家の犬」の長編と短編合わせて47編が収録されているのです。・・・想像してもらえば分かると思いますが、ひっじょーに本棚に並べ難い;;;というより、はっきり言えば”邪魔”です。おまけに、読みづらいし(笑)でも、ほとんどのホームズ作品&原本のイラスト200点が収録されている”スグレモノ”ではあるので手放せないのよね。
で、手に取ったものの、そのまま部屋の片隅へ(笑)いや~これを読むのは勇気がいる。時間も掛かるだろうしさ~。今年のお正月休みにでも読もうかな、ということで。でも、我慢できずに短編を数編は読んでしまいそうな気もする・・・。

なにはともあれ、忘れていたホームズ熱を思い起こしてくれた五十嵐さんとおススメしてくれた藍色さんに感謝です。


シャーロック・ホームズと賢者の石

この記事へのコメント

2007年10月07日 02:19
読んでくださってありがとうございます。
読んだ方の評判があまりよくないので、失敗したかもって心配してました。あまり期待されてなかったのがよかったみたいですね。
もともとホームズファンでしたら馴染みやすかったことでしょう。前半と後半で印象が違ってくるのが特徴でしょうか。本のタイトルからハリポタを連想したのは私もです(笑)。
「シャーロック・ホームズ大全」、まさに“聖典”の重厚さですね。
喜んでいただけてよかったです。また何か考えておすすめさせてもらえたらと思います。
すずな@主
2007年10月07日 07:04
>藍色さん
こちらこそ、お勧めいただけて嬉しかったです。ありがとうございました。
藍色さんの記事へのコメント等で他の方の評判がイマイチだったので、期待感が薄れていたんですけどね。私は、とーっても楽しめましたよ~。
”聖典”の方は20年くらい読んでなかったので、忘れてる事も多くって;;;なので、また読み直したくなっちゃいました^^;
2007年10月09日 19:35
ホームズに詳しかったら!!と読んでいて何度も思いました~。
ちゃんと聖典を読んでいたらもっと楽しめただろうに!って。
その点では残念でしたが、オチが効いていて最後はオオ~ッ!となってしまいました。
楽しかったです。
「パスティーシュ」って、主にホームズ物のことを言うんですね。
ほほ~っ!一つ勉強になりました♪
すずな@主
2007年10月10日 09:39
>エビノートさん
随分と貪り読んだはずなのに、記憶は遠い彼方~で^^;なので、私は「ちゃんと憶えていたらっ!」と何度も思いました(笑)
最後のオチが面白かったですね~。
「パスティーシュ」って、ホームズ物が多いみたいですね。だから代名詞のようになってるようです。・・・と、今回、初めて知りました(笑)

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    Excerpt: カバー・本文デザインは石川絢士(theGARDEN)。本文イラストはひらいたかこ。「ジャーロ」2006年春号~2007年冬号不定期掲載。 多くの方同様、五十嵐さんからおすすめコメントをいただいた.. Weblog: 粋な提案 racked: 2007-10-07 02:20
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