三度目の正直(浅井柑)

実はこの本、一度、読むのを挫折したんです。最初の数ページを読んだところで、文章がどうも馴染めなくって・・・。図書館への返却期限も迫ってたし、他に読みたい本もあったしね。でも、この本を挫折した後に「この本が、世界に存在することに」(角田光代)を読んだら、やっぱりちゃんと最後まで読もう!と心を入れ替えました。単純な私です(笑)

最初は読みにくかったものの、途中からは慣れもあってそれなりに読めました。
2編が収められていて、表題作の「三度目の正直」は”ぼっちゃん文学大賞”受賞作だそうです。・・・って、あまり賞ってのは知らないんで、それがどんな賞なのかわかんないんですけど。まぁ、”ぼっちゃん”っていうのが、漱石の有名な本のことなんだろうってことくらいは、私にも分かりますよ~(笑)

そういうイメージの本なんだろう・・・と思いつつ読み始めた表題作。
同性しか好きなれない女子高生と、その幼馴染の男の子のお話でした。・・・ちょっとびっくり。まぁ、いいけど。女の子がね、修学旅行とかで女風呂に入れないって、ずっとそういう行事を欠席してるのよね。でも、クラスの可愛い女の子に恋をして、勇気を出して行事に参加することにする。ネットのサイトで同じ趣味の人達にアドバイスを貰ったりと、恋するドキドキにこっちまで切なくなってしまいました。そして、幼馴染の男の子。小さい頃に、彼女に打ち明けられてて。女同士の恋愛は理解できないものの、彼女のことはちゃんと理解してて。二人の関係がいい感じに描かれていて良かったですね~。

そして、もう一作「ラブリーベイベー」
官能小説家と17歳の娘。官能小説家の母が10歳年下の彼と結婚して、その彼の13歳の妹とも同居することに。突然、出来た年下の叔母に戸惑う少女。大好きなおにいちゃんの結婚相手は年上ってばかりか、よりにもよって官能小説家。おまけに年上の姪まで出来てしまった思春期を迎えたばかりの少女。二人の少女の戸惑いと、反抗心が描かれていて、わかるわーと頷きながら読みました。なかなか、ぶっ飛んだ内容だったけど(笑)


三度目の正直

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