チルドレン(伊坂幸太郎)
短編連作集でいいのかな。でも、なんだか長編小説を読んだような読後感でした。
章毎に語り手が変わるんだけど、結局のところ主人公は陣内なんだろうな、と思う。陣内の周りにいる人々が陣内と共に体験したことを語っている。この陣内がいいですねー。突拍子も無い言動をとる変人(笑)でも、伊坂作品らしい変人ぶりですね。「死神の精度」で登場した死神の千葉と似ているような気がするんだけど。なので、一見、とんでもない発言のようでいてスパッと核心を突いている言葉だったりする。それに痛快さのようなものを感じちゃいます。「うわ。何、この人!?」と思うものの、好感が持てる。そして、だからこそ彼が”奇跡”を起こすんだろうなぁ~。
それにしても、起こっている事件ってのはなかなかの重大事件だったりもするんだけどね。それなのに、そんなに大きな事件が起こってるような印象は受けないんだよね(笑)だって、銀行強盗だよ?普通、もっとこうドタバタしたりピリピリとした緊張感を感じるんじゃないんだろうか。それが、なんだか日常の”ひとこま”を描いているように感じる。そう感じさせるところが伊坂作品の魅力のひとつなんだろうな~。
読んでて楽しいんで、出来れば陣内とは今後もお付き合いしたいな~と思うんだけど(笑)続編みたいなものが出ないかな。・・・出てるのかな?
チルドレン
章毎に語り手が変わるんだけど、結局のところ主人公は陣内なんだろうな、と思う。陣内の周りにいる人々が陣内と共に体験したことを語っている。この陣内がいいですねー。突拍子も無い言動をとる変人(笑)でも、伊坂作品らしい変人ぶりですね。「死神の精度」で登場した死神の千葉と似ているような気がするんだけど。なので、一見、とんでもない発言のようでいてスパッと核心を突いている言葉だったりする。それに痛快さのようなものを感じちゃいます。「うわ。何、この人!?」と思うものの、好感が持てる。そして、だからこそ彼が”奇跡”を起こすんだろうなぁ~。
それにしても、起こっている事件ってのはなかなかの重大事件だったりもするんだけどね。それなのに、そんなに大きな事件が起こってるような印象は受けないんだよね(笑)だって、銀行強盗だよ?普通、もっとこうドタバタしたりピリピリとした緊張感を感じるんじゃないんだろうか。それが、なんだか日常の”ひとこま”を描いているように感じる。そう感じさせるところが伊坂作品の魅力のひとつなんだろうな~。
読んでて楽しいんで、出来れば陣内とは今後もお付き合いしたいな~と思うんだけど(笑)続編みたいなものが出ないかな。・・・出てるのかな?
この記事へのコメント
でも、ちっともそんなことを感じず、そう言われればそうだったなぁ~と思っちゃう(^_^;)
深刻なことを軽やかに、軽やかだけど何か残るものがある…伊坂さんの作品の魅力のひとつだと思います。
続編、私も期待したいです♪
物騒な事件なのに、登場人物達の会話もそんなに緊迫感がなくって実感がイマイチ・・・ですよねぇ(笑)でも、読了後は心の奥のところにずんっとくるというか・・・。そういうところ、とっても好きなんです。
続編、出ればいいですね!
いわれてみれば、銀行強盗の人質なんていうドエライことなのに、サラッとかかれてますね(笑)
陣内、どこかでちらっと出てきた気もするんですが。。
でもそれはそれとして、続編は読みたいですよね!
最初は陣内の突拍子もない言動にビックリしますよね~。でも、なんだか憎めないし、暖かさとか優しさとかも感じる魅力的な人物でしたね~。
陣内、どこで出てきたんでしょう?気になります~(笑)
陣内の破天荒さは、爽快ですよね。
とんでもない言動なんだけど、悪意は全くないし、他人への害もない(たまに理不尽な気もすることもあるけど)。
これは案外、簡単にはできないことじゃないかな~と思います。
私も、また陣内に出会いたいです!
陣内は、最初は「なんて人っ!」と思ったんですが、だんだん「次はなにを?」と楽しみになってしまいましたね~。
たしかに、そういうところを真似しようとしてもなかなか真似できないですね。すごいぞ、陣内!
だからこそ、また会いたいですね~!