辰巳屋疑獄(松井今朝子)

先日、直木賞を受賞した作家さん。さすがにね、図書館では受賞作は見当らなかったんで、とりあえずこれを借りてきました。直木賞とは相性がいいんで、それなりに期待しながら読んだんだけど。うーん・・・イマイチでした。

『大岡越前守忠相日記』に「辰巳屋一件」として記述された未曽有の贈収賄事件を、奉公人元助の目を通して描く長編時代小説。

ということで、大阪の炭問屋辰巳屋での跡目相続をめぐる争いの顛末が、元助という奉公人を書き綴ることによって語られる。元助が奉公にあがるところからお話が始まって、だんだんと成長して、出世して、周りの思惑もあって、いつの間にやら跡目相続の争いに巻き込まれてしまっていく。

最初は面白かったんだよねぇ。でも、だんだんとその平坦な語り口に飽きてきてしまって・・・。事件自体は、山あり谷あり、策謀ありの大どんでん返しありで、語り方によってはすんごぉーくドキドキハラハラ出来るんだろうけど、出来るハズなんだけど、読みながら全くそんな感情は起こらず・・・。

”直木賞”というものに、ちょっと期待しすぎたのかなぁ・・・という感じです。まぁ、受賞作はこれじゃないからねぇ。受賞作は違うのかな、とも思うけども。同じような文体ならちょっと私には合わないかもしれないな、と思いました。

辰巳屋疑獄

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