みんな一緒にバギーに乗って(川端裕人)

新人男性保育士が奮闘する1年を描いた、ほんわか暖かくなるようなお話でした。

どうして保育士になったんだろう?という、もう全くの根本的なことに悩む新人保育士。親が保育士だったからとか、自分が幼少の頃に接した保育士さんのようになりたかったからとか、そんな理由も無い。なんとなーく自分には合ってそうな気がして、なんてねぇ。サラリーマンなら分かるけど、保育士になってから「どうして、自分はこの道を選んだんだろう?」って考えるか!?と、突っ込みたくなりました(笑)そういう保育士さんもいるんだなーと、へぇ~という感じでしたねぇ、のっけから。
・・・って、お話だから、暢気にへぇ~なんて言ってられたんだろうけど、これが本当に実在していたら・・・身近にいたら・・・と考えると、そんな保育士さんに子供は預けたくないかも、ねぇ。

で、そんな風に悩みながらも、子供や保護者との交流を通してだんだんと成長していく姿が、とっても好感を持てたり。まさに”一所懸命”って感じで、体当たりで子供たちと接する姿に、「頑張れ!」と声援を送りたくなりました。

主人公だけでなく、同僚や同じ新人保育士仲間達の奮闘振りや、それぞれがそれぞれの立場で悩み頑張る姿も描いてあって、自分に子供がいたら、この保育園に預けたいなーと思っちゃいました。そして、実際の保育士さん達も、彼らと同じように悩んだり迷ったりしながら、子供達のために奮闘してるんだよなーと、そんなことを思いました。

お話の中で一番、印象的だったのは「コロチュ」。まぁ~なんて物騒な!という感じで、眉を顰めながら読んだんだけどね。途中までは、本当にこれは「家庭内暴力?」とか思ってたし。でも、種明かしされると、あ~そういうことかぁとちょっとホッとしました。でもね、やっぱり、どういう意味であっても、そういう物騒な言葉を不用意に使ってはいけないなーとも思った。
私は二人の姪っ子のいるおばちゃんなんだけど。子供って、本当に思いもかけない行動や思考をすることが多くって。それに、大人のことをよーーーく見てるんだなぁ、と思うことも多いんだよね。接する度に、笑わされたり、感心したり、自分を戒めたり・・・。姪っ子達に、自分の言動を改めて見直すキッカケを与えられたような気がしてます。

みんな一緒にバギーに乗って

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