日傘のお兄さん(豊島ミホ)

デビュー2作目の短編集。
デビュー2作目かぁ。うん。そんな感じだなーと思う。どんな感じじゃ!?と突っ込まれたら困るけどさぁ。これを最初に読んでたら、豊島さんに今ほどハマらなかっただろうな、と。作品を重ねるうちに上手になっていったんだな、みたいなね。最初の3編を読んで、まぁ好きは好きだけど、古い作品を追いかけるのはやめよう、と思ってたんだよね。もうちょい;;;って印象で。でも、5編とも、それぞれ違った感じのお話で。おまけに、表題作の「日傘のお兄さん」は良かったし。・・・やっぱ、全作品制覇かしら;;;という感じです、はい。
そういえば、豊島さんの長編って読んでないんだけど。これは短編集。他に読んだのはエッセイと連作短編集。そろそろ、がーっつり長編を読んでみたいなぁ・・・。今、手元に最新刊の「ぽろぽろドール」があるんだけど、これも長編じゃなさそうだし。

・バイバイラジオスター
昔の恋人を切なく、懐かしく、ちょっと胸を痛ませながら想う。でも、もう後戻りは出来ないんだ。前に進まなくちゃ。この主人公ってエライなぁ、と思う。いや、普通はそう思わないんだろうけど。ってか、そんなん当たり前じゃ!と言われそうだし(笑)でも、私は結構ぐじぐじうだうだと引きずる方なんで、もし同じような経験をしたら・・・。また、想いがぶり返しちゃいそうな気がするなぁ;;;
・すこやかなのぞみ
・あわになる

おぉっと、こういうお話も書かれるんだぁ、とちょっとビックリ!突然の事故で死んでしまって幽霊になっちゃった女の子が、中学生の時に好きだった彼の家に・・・。ラストはどんな風になるのかな、と思っていたら、私の想像を超えておりました(笑)奥さんって素敵な人なんだな、と思った。
・日傘のお兄さん
表題作。私の思い通りにならなかったお話(笑)読みながら、こんな感じになるかな~っていうか、なんとなーく流れがこういう風にいくんだろうな~って、ある程度の予測というかね、そんなのってあるじゃないですか。・・・あ、ないですか?もちろん無意識になんだけど、私はそういうのがあって。それが、このお話は、あれあれ予想外の方向にどんどん進んでいっちゃったよ・・・という感じでした。ラストも、ああいう風に描かれるとは思わなかったんだよねぇ。最後にお兄さんに会えるとは思わなかった。会話できるとは思わなかったのです。そういう意味でも、意外性もあって印象的なお話になっちゃいました。
・猫のように

日傘のお兄さん

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