エバーグリーン(豊島ミホ)

泣きそうになりながら、最初から最後まで泣きそうな気持ちで読んだ。本当に泣いてしまった訳ではないんだけど。”涙ぐむ”ってことすら無かったんだけど。でも、”泣きそう”だった。ずぅーーーとね、心臓とか、お腹のぐっと深いところをね”ぎゅぅぅーーーーーっ”とされてるような感覚だった。

自分がいた。
あの頃のアタシがいた。
アヤコに自分を重ねながら読んでしまった。

中学時代を思い出す時、小学生時代や高校時代を思い出すのと違った感情が湧きあがってくる。なんでだろ?いつも「つまらない学生時代を過ごしたなぁ~」と思ってるけど、それでも中学時代はキラキラと輝いて見えるというか・・・ね。今でも、あの頃を思い出すと、きゅぅぅぅっとなる。色んな”想い”が蘇ってきてさぁ・・・うわぁぁっ、なんかコッパズカシイぃぃっ!と叫びだしたくなるような、そんな感じ(笑)

中学の卒業式。別々の高校に進む事になったアヤコとシン。十年後に、漫画家とミュージシャンになって再会する事を約束して別れる。そして、10年後・・・。

14(15)~24(25)歳って、殆どの人が学生から社会人になっていて。そりゃ~一口では語れない本当に色んなことがあるよね。月日の流れって残酷だ。”ずっとこのままでいたい”って思ってても、そうそう立ち止まってばっかりでもいられない。変わっていくのが当然だし。だからこそ、きらきらしていた”あの頃”を、そっと大切に仕舞っておきたいと思うんだろうなぁ。

アヤコの言葉に大きく頷く。
ただ懐かしく思うようになんかならない。思い出す頻度が減っても、あの頃のことと今日のことは、三十年先にも胸をきりきりと痛ませるだろう。はちきれるほど満たすだろう。~本文より~

あの頃を思い出し、胸をきりきりと痛ませながら読了。

エバーグリーン

この記事へのコメント

2007年06月07日 20:27
こんばんは(^0^)
最近の私は、泣くことや心動かせられることなんて久しくありません(><)胸を熱くすることも忘れてしまったみたいな、今日この頃。とてもとても参考になりました。読んでみたいです。本屋さんで探してみます。
2007年06月07日 23:41
すずなさん、こんばんは。
自分がいて、自分を重ねながら読んでしまいますよね~。そうなんです。この感じ、蘇ってくる思い…。すずなさんの感性にもしっかりと受け止められて、おすすめした気持ちが伝わって、うれしいです。
忘れていた中学生の多感な時期の頃を思い起こさせてくれました。そしてこれからに前向きな気持ちになる物語でした。
ということで、今回もトラバ前払い(?)させていただきますね。
すずな@主
2007年06月08日 13:44
>ミコさん
こんな感想に興味を持っていただいて、ありがとうございます!嬉しいです。
読まれたら、感想など教えてくださいね。
すずな@主
2007年06月08日 13:48
>藍色さん
こんにちは。
素敵な本を教えてくださって、本当にありがとうございました!
あの頃を思い出し、そして、今をちゃんと頑張らなきゃ!と、そう思えるお話でしたね。
TBもありがとうございます♪

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    Excerpt: カバーフォトはMASAAKI TOYOURA/A.collection/amana。 装丁は片岡忠彦。書き下ろし。 中学校の卒業式のあと、別々の高校に進むことになった、ミュージシャンを志すシン.. Weblog: 粋な提案 racked: 2007-06-07 23:41