東京物語(奥田英朗)

伊良部医師シリーズ以外では、初の奥田作品。トンデモナイ精神科医と違って、真面目路線という感じかなーと思いつつ読んだ。それなりに真面目路線でした(笑)

大学を浪人して、予備校へ通う為に名古屋から東京へ出てきた主人公。彼が過ごす約10年間を、ある年のある一日で次々と語っていく。短編連作集。

語られる一日は、どの日もみんなの記憶に残る日なので、あ~あの日かぁと時代風景を容易に想像できる。・・・と言っても、主人公は私よりもちょっと年上みたいなんで、私の記憶にシッカリ残ってる日は少ないんだけどね(笑)でも、記憶に残る、記録に残る日になってるので、なんだかとっても親近感が湧く気がする。フィクションではなく、本当に起こった出来事なのかもしれないなーと思える。

・ジョン・レノン銃殺
・キャンディーズ解散コンサート
・江川プロ入り初登板
・オリンピック開催地決定(名古屋orソウル)
・ラグビー日本選手権で新日鉄釜石7連勝達成
・ベルリンの壁崩壊

こうやって並べてみると、最初と最後は世界的に記録に残ってる日で、それ以外は日本で(オリンピック開催はちょっと違うけど)記録に残ってる日なんですねぇ。あら、小さな発見!みたいで嬉しい(笑)でも、起こった年代順にいうとジョン・レノンよりもキャンディーズ・江川さんの方が先っていうか、古いんだよね。わざわざその為に順番が変わってるのかな、とか思っちゃったり。まぁ、そんなことは無いと思うけどさ。

80年代のバブル期を20代で青春時代として過ごした人達にとっては、特に懐かしく、ちょっとほろ苦く読めるのかなーと思いました。

東京物語

この記事へのコメント

2007年06月26日 10:58
こんにちは(^0^)私はチョット年代が違うのですが、確かに記憶と記録に残っている出来事目白押しで、その世代の人にはたまらない内容かもしれないですね。
すずな@主
2007年06月26日 15:18
>ミコさん
こんにちは。
そうですね。あの時代を20代で過ごした人達にとっては、どれもこれもが懐かしく。そうじゃない人達も、そのニュースを知った時に、自分は何をしてたかなと考えてみたりも出来るんじゃないかな~と思いました。
2007年06月26日 20:12
TB表示させていただきました。これからもよろしくお願いします。

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