となりのこども(岩瀬成子)

ほとんどが子供が主人公の短編連作集。子供が主人公じゃなかったのは1編だけだったかな。

子供独特のむじゃきさ、残酷さ、一所懸命さ、思い込みの激しさに一途さと、色んな”子供”がぎゅぅぅーーーーーっと詰まっている1冊でした。覚えのある思いに、わくわくしたりドキドキしたり焦ったり、そして封印したい嫌ぁ~~な思いまで甦ってきたり・・・。みんな、どれかひとつは自分の子供時代と当てはまるんじゃないかな、と思える。

実を言うと、読み始めた時は「うーん。ちょっと合わないかなぁ・・・」と思ったんだよね。でも、読んでいるうちに、どんどん物語の中に引き込まれてしまいました。・・・最近こういうのが多いなぁ。

どの短編も他の短編に登場した人物や場所がこっそり(じゃないけど)顔を出して、繋がっているのが分かる。同級生の妹とか、お兄ちゃんが入り浸っている喫茶店とか・・・。「世間は狭い」ってよく聞く言葉だけど、そんなことを感じた。映画館で隣り合った人が、実は自分の知らないところで繋がってるんだぞー、って言われたみたいだった(笑)そして、最初と最後のお話は主人公が一緒なんだよねー。思わず「おぉぅ!」と口をついちゃう感じでした。

となりのこども

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