塩の街<単行本>(有川浩)

・・・ふぅ。
いやぁ~。いやいや、いやいや。読み応えありました。ありすぎました。
文庫の単行本化なんでね、既に文庫版を読んでて再読なんだよね。にも関わらず、ぐじぐし派手に泣きながら読んでるアタシってどうよ?と読みながら思わず突っ込みをいれたくなっちゃったよ。

電撃”文庫”から出版されていた「塩の街」を”単行本”で再出版。文庫本を単行本化って凄いよねー。でも、電撃文庫じゃ勿体無かったから嬉しい。文庫の感想でも書いてたと思うけど、電撃文庫となるとね、やっぱ”大人世代”はなかなか手に出来ないからさ~。これは、大人世代にも読んで欲しいと思うんでね。文庫を多少、修正してあって、それに「その後」の短編4編をプラスしたもの。まぁ、短編なんで本編との割合は2:1くらい?と思ってたんだよねぇ。それが、手にとってみたら1:1なんだもんなー。先ずはそれにビックリ。

本編は、どこが変わってるんだろう?と探しながら読むはずだったんだけどね。そんな器用なことを私が出来る筈もなく、どっぷり浸りきって読了。当然のように号泣ですよ。もうねぇ、真奈ちゃーん!いい歳したおねえさんを、そんなに泣かすもんじゃありませんっ!って感じよ。

自分が無力だって、自分に出来る事は何もないんだって、思い知らされるのは、ツライ。守られてるだけしか出来ないって現実は、かなりキツイ。何とかしたい!という気持ちだけは負けないつもりだけど、気持ちだけではどうにもならなくて。誰かに頼らなきゃいけなかったり、守ってもらわなきゃいけないってイヤだと思うけど、どうにもならない現実もあって。その気持ちまでも持て余してしまう自分がいて・・・。自分に自信を持てれば解決する事もあるんだろうけど、そうそう自信なんて持てないし。じゃぁ、どうすればいいのか?どうしたらいいのか?焦ってるつもりはないけど、それってやっぱり焦ってて。色んなものが空回りして、ますます自信が無くなって・・・。

・・・あ、あら。なんだか愚痴ちゃったねぇ。まぁ、私にもそんなことを思い悩んだ時期があってね。(まぁ、過去形じゃないような・・・気もするけどさ)そんなことをウッカリ思い出してしまいました、ということです、はい。

あ。どっぷり浸りきって読んだんだけど、さすがにラストちょい前がバッサリ切り捨てられてるのは分かりましたよー。あと、遼一くんの年齢にもあれ?って。バッサリ切られててビックリしたんだけど、著者がいらないと判断したんならしょうがないかなぁ。私的には、最初に読んだのがあるものだったからか、いらないとは思わないし、あってもいいんじゃないかなーとは思うけどね・・・。

あとですね。”塩の柱になった~”っていう旧約聖書がちゃんと載ってましたねぇ;;;すぅーーーっかり忘れてて、友人が聖書の内容をわざわざ教えてくれたんだよね。すんません。記憶力がイマイチで・・・。

そして、「その後」ですが。
うん、これは読めて良かった。これで、本当に「塩の街」完結って気がしたなぁ。野坂夫妻の馴初めとその後も読めたし。本当に番外編(笑)の入江も読めたしねー。

なんといってもっ!。秋庭さんが・・・か、かわいぃーーーーっ!!(笑)もうねぇ、もうねぇーーーっ!うひょひょひょひょー。うひゃひゃひゃひゃー。と、読んでるこっちが照れちゃうよ。ってか、爆笑だよー。中学生相手に拗ねちゃったりね。その中学生のノブオがいい味だしてて~。がんばれよ。がんばったねーと嬉しくなりました。

ラストも好きー。もうね、な~んも文句ありません。素敵なお話をありがとう、ありがとう。ってな感じです。

それにしてもさ~。その後って、そこまで書くかいっ!?って感じなんですけどぉ。まぁ、読者としてはね、その後のその後のその後ってとこくらいまで読めて大満足だけどね(笑)でも、もう続編はないのかなという感じで、ちょっと寂しいような気もしないでもないけど・・・。読者はワガママですね(笑)

最後に、このお話をちゃんと単行本にしてくれた出版社の方に心から感謝。ありがとうございます。


*****
蛇足。今回のBGMもあの曲でした。頭の隅でずぅーーっと流れておりました。ちなみに、これを打ってる今はエンドレスで本当に流れております~。

塩の街

この記事へのコメント

あまね
2007年06月14日 01:37
いいなーいいなー。
今日、近所の本屋さんに行ったのですが、未入荷でした。
予約しておいたほうがよかったかなあ……。
すずな@主
2007年06月14日 10:17
ありゃ。それは残念;;;
でも、こっちでは火曜日には平積みされてたよー。そっちの方が入荷は早そうだよねぇ。他の書店も覗いてみることをお勧めします!
私は某通販で買ったんで水曜日に届く予定でさぁ・・・手に取りたいのに取れなくって、ぐわー;;;っと悶えました(笑)
2007年06月14日 23:22
TB、ありがとうございました。
こちらからもお返しいたします。
すずな@主
2007年06月15日 09:01
>白い怪鳥さん
こちらこそ、TB&コメントありがとうございました。
2007年06月30日 14:21
すずなさん、こんにちは。
TBありがとうございました。
一度読んでいる本編でも、真奈の思いにうるうるきたりと、二度読んでも楽しかったです。
そして、番外編のボリュームは嬉しい驚きでした。
これだけあったら買っても損なしですよね。
野坂夫妻の馴れ初めに、秋庭父の登場にと、ストーリーも良かったです♪
すずな@主
2007年06月30日 15:55
>エビノートさん
こんにちは。
こちらこそ、TB&コメントありがとうございます!

本当に二度読んでも楽しかったですし、番外編のボリュームを考えると、文庫→単行本でも大満足でした。
野坂夫妻に秋庭父も嬉しかったですねー!
2007年07月19日 09:50
今回もしっかりうるうるしながら読みました。
ギリギリの状況でだんだんと惹かれていく気持ちがとても上手に書かれていましたね。
真奈の気持ち…自分が無力だって思い知らされるとき、つらいですよね。焦って空回りすること私もあります。そんなときは、まずダメモトから入って、どうしようもないときは、“適材適所じゃないから”ってとなえたりしてます(開き直り?)。
追加分は、秋庭と真奈の甘々な様子も楽しかったし、脇役がメインになった話も良かったですね。
文庫版・単行本版、両方の記事にトラバさせていただきました。
ところで前の記事から続いてる、めちゃめちゃシンクロしてる、とある曲、気になります~。
すずな@主
2007年07月19日 11:19
藍色さん、こんにちは。
文庫版・単行本版共にTBありがとうございます!
>“適材適所じゃないから”ってとなえたりしてます(開き直り?)。
あ~なんというかですね、その言葉は心強いというか・・・ちょっと心が軽くなる感じです。決して開き直りではないと思います。ありがとうございます!

とある曲(笑)あ~それはですねぇ・・きっと、聴いたタイミングが良すぎたんだと思います。えへへへ・・・と、笑ってごまかしちゃダメですか^^;;;
当時のTBS昼ドラの主題歌で某老舗バンドのべったべたのラブソングです。
2007年07月23日 16:20
こんにちわ。
愚痴りたくなるよねー!でも読んで良かった。すんごく良かった。ベタは何度でもですね。
すずなさんの乙女なはしゃぎっぷりも分かる。
すずな@主
2007年07月24日 09:20
しんちゃん、こんにちは。
「その後」があって、本当の完結って感じでしたねー。
しかし改めて自分の文章を読むと、なんだかはしゃぎすぎな気が^^;;;
2007年07月26日 23:23
すずなさん、こんばんは(^^)。
今まで、「M市図書館には『塩の街』ないもんな~」とデビュー作を読まずにいたのですが、単行本化。
M市図書館で未購入だったのをリクエストでねじ込んで、やっと入手。・・・ねじ込んでよかった・・・そして、有川さんゴメンナサイ。

素晴らしかったです。有川作品への萌えがさらにヒートアップしましたです(笑)。
これからも「有川浩ムーヴメント」を求めて地味~に頑張りたいと思います♪
すずな
2007年07月27日 09:52
水無月・Rさん、こんにちは!
私もよーく図書館に「買ってよぉぅ」とねじ込みます(笑)

デビュー作とは思えない作品ですよね!私も萌えがヒートアップでした(笑)
2008年02月10日 23:18
こんばんは。ようやく読みました。
最後のほうの秋庭さんがよかった~。
前作はイラストの影響も大きくて子どもっぽく感じたところが、すっきりとして、その後の作品と遜色ないものになっていた気がします。
もっと早く読めばよかったと思いました。
すずな@主
2008年02月11日 14:08
>あまねちゃん
お疲れさんです(笑)ようやく読んでくれて嬉しいよー♪
続編があって良かったよね。個人的に、秋庭さんが特に可愛くってメロメロでした(*^_^*)

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