削除ボーイズ0326(方波見大志)

第一回ポプラ社小説大賞受賞作。

期待が大きすぎたのか、ちょっと期待ハズレ。特にラストは中途半端というか・・・ね。途中でポイっと放り出されたような感がある。もう少し、ラストをきちんと描いて欲しかったなぁ、と思う。

小学六年生の直都が手に入れたのは、出来事を3分26秒だけ「削除」できる装置だった。一見デジカメのような削除装置を使って、次々と「無かったことにしたい出来事」を削除していく。最初は小さな事。上手くいくと、だんだんと大きな出来事を削除していく。そうすると、周りの人々への影響も大きくなって、とうとう・・・。

この主人公がどうもねぇ。反りあわないというか・・・。好きになれない。今時の小学生ってこんなもんなの?と言いたくなるのは、私がもうスッカリ”おばちゃん”の域に達してるから?読み進むと益々「小学生?」という違和感が大きくなっていく。「小学生」というより「中学生かな」という印象が強くなるんだよねぇ。「今時の小学生ってこんなもんなんだ!」というような説得力も弱いような気がする。少なくとも私は説得されなかった(笑)だから、そういう違和感を拭い去れないまま、当然のように物語にものめり込めないままラストになってしまったという感じでして。どうにもこうにも、読後感があまりよろしくないような・・・。

ストーリー的には面白いと思うんで、もう少しリアリティを感じられればなぁ・・・と、ちょっと残念です。

削除ボーイズ0326

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