朝日のようにさわやかに(恩田陸)

「図書室の海」以来、5年ぶりの短編集。
色んな要素がいっぱい詰まってて、お得感たっぷり♪って感じかな。やっぱり私は恩田さんが好きなんだなーと、改めて感じました。だって、短編集なのに最後まで飽きがこなかったんだもん(笑)あまり好きじゃない作品も、もちろんあったけど。同じような系統ではなく、色んなジャンルに亘っていたってのが、私的には良かったのかなーと思います。とっても楽しめました。ただ、ショートでは十分にその世界観を説明できないものもあるんだなーとは思ったけどね。ちょっと消化不良というか、説明不足って感じの作品もあったことは否めないですね。

*水晶の夜、翡翠の朝
ヨハンだっ♪あるだろうと楽しみにしていた理瀬シリーズの番外編。理瀬のパートナー、ヨハンのお話。このお話、好きなんだよねー。番外編じゃなく本編が読みたい。

*ご案内
ショート・ショート。あらあらあらあら、という感じ。←何!?(笑)分かったような分からないような・・・なんだけど、こういう文体が好きなんで~。私的にOK。

*あなたと夜と音楽と
ラジオ番組のDJの会話だけでお話が進む。DJ二人の会話で、不可解な事件が語られ、殺人事件が語られ、犯人が語られる。面白かった。

*冷凍みかん
この短編集の中で一番好きな作品。みかんを地球に見立ててあるところなんか、とっても好き。何と言うか、地球ってみかんのように身近なもんなんだよねー、ということを改めて感じた。地球に住んでるんだから、本当はみかんよりも地球を身近に感じなきゃいけないんじゃないかなーとか、そんなことを思いました。で、今も誰かが、そっと、でも必死で、冷凍みかんを守ってるのかもしれないな、とか。そんなことを想像してドキドキしたり。

*赤い鞠
うん。まぁ、それなりに(笑)

*深夜の食欲
ホラー。・・・だよね、やっぱり。あまり好きな作品じゃなかったなぁ。恐怖も感じなかったし。

*いいわけ
ショート・ショート。作者の「いわずもがな」が、私にはわかりませーん。誰か教えて(笑)

*一千一秒殺人事件
お星様に殺された人のお話。分かったようなワカランような。私的にイマイチ。

*おはなしのつづき
切ないお話です。でも、好きな作品です。お父さんが小さな男の子に「白雪姫」の物語を語っているんだけどね。本を読んでる訳ではないから、だんだんと、ちょーっとだけ、脱線していくんだよね。で、その語りから状況が分かってきて・・・。

*邂逅について
うん。まぁね。コメントなし、ってことで(笑)

*淋しいお城
童話、と言っていいのかな。「おはなしのつづき」と一緒で、切ないお話です。

*楽園を追われて
タイトルと内容が・・・。タイトル負けって感じもするんだけど。意図的になんでしょうか。

*卒業
スプラッタ・ホラー。このお話をこの長さで書くのは無理があると思う。あるお話の一場面だけ切り取ったって感じで。この場面の前後、特に前を読みたい。読ませろ、って感じ(笑)

*朝日のようにさわやかに
表題作なんだけどねぇ・・・。最近、短編集を読むと、表題作が気に入らないことが多いんだよね。何故かなぁ。ということで、これもイマイチ。


朝日のようにさわやかに

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