おんみつ蜜姫(米村圭伍)

ふはー。面白かったぞ。このシリーズを読んだのはこの作品で3作目なんだけど、これが一番面白かった。

豊後温水藩二万五千石の末娘、蜜姫。やんちゃでおてんば・・・そうこなくちゃ!という感じですがね(笑)讃岐風見藩主との結婚話に合併話。父である温水藩主の暗殺未遂現場に居合わせ、敵を撃退した途端に聞かされたとんでもない話。暗殺を企てたのは将軍吉宗?それとも?そこで蜜姫、敵を倒す!と男装して出奔する。同行者は忍び猫のタマ。次々と現れる敵や難問。なんたって、蜜姫は世間知らずの大名の姫君。最初に乗った船から難問続き。お腹は空くわ、トイレに行きたくなるわ。蜜姫、この危機をどう脱するのかっ!?そして、迫りくる海賊や天一坊を倒せるのか!?

・・・いやはや。なんともまぁ、すばらしいっ!
なんといっても、同行者が”忍び猫”ってところが特にねー(笑)この忍び猫タマちゃんをもっと活躍させて欲しかったなーとは思うけどさぁ。それにしても、今回もドキドキの陰謀劇の筈が、どこかのほほ~~~んとした雰囲気はそのままでして。イマイチ緊張感に欠けるというか、そんな感じで。でも、そこがまた魅力といえば魅力なんだよね。なんだか、「水戸黄門」とか「大岡越前」とか「暴れん坊将軍」とかっていう、TVの時代劇を観てる感覚で読んでしまうという感じかな。

そういえば。「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」の中で出てきた、風見藩主のご先祖、光晴様が蜜姫の結婚相手として登場。城下を男は右回り、女は左回りで周ると決めた経緯などが語られる。これが、またクスリと笑っちゃう。やっぱり、そんなもんかい!って感じで・・・。

このシリーズ。ますます、他の作品が読みたくなった。

おんみつ蜜姫

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