夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)

絶賛っ!ではないですねぇ・・・。「本屋大賞」2位という結果は、私的に肯けないかな、という感じです。これはね、好き嫌いがハッキリ分かれるんじゃないのかな、やっぱり。デビュー作「太陽の塔」の方が面白かった。だからって、面白くないとかツマラナーイってことではないんだけどね。あ、私の気持ちとしては好きでも嫌いでもない、ってとこかなぁ。だって、好きでもあるし嫌いでもあるって感じなんだもん。「あんた、さっき”好き嫌いがハッキリ分かれる”って言ったばかりじゃん!」と突っ込まないで。おねがい(笑)なんといっても、この文体がネックですねぇ。入り込むまでに時間がかかる。どうしても、最初に拒否反応みたいなものが起こるなぁ。内容は好きだけど、文体がイマイチ苦手、ってとこですかね。

私は、”ノリ”というか”感情のイキオイ”でサクサクスパスパだだだだぁーーーっ!と読むほうなんだけども。この文体だと、言葉をゆーっくりと舌の上で転がし、この世界にじーっくりと沈み込んで、っていう風に読む方が味が出るというかね、この作品の良さが分かるんじゃないかな、と思う。私の場合”急ぎ過ぎ”な読み方だと常々思ってるんだけどね。そのお陰で、こういう作品を味わえないんじゃないかなと、最近ちょっと思うようになった。じゃぁ、そういう読み方止めれば?って言われればそれまでだけど、そうするとなんだか私にとっての「読書の楽しみ」が無くなっちゃうんじゃないかと、そんな不安も無きにしも非ず。。。

この文体を気にしなければ、内容的には面白いっ!!うはうは笑っちゃうのも、一度や二度じゃないし。特に李白さんとの勝負。もうね、なにこれ?ですよ(笑)くっだらーんと言っちゃえばそれまでだけど、こういうことを真剣に必死にやるところがいいねー。もう大好き。かなりヤキモキさせられて、その分、ほんわかとほっこりでラストを迎えるって感じがいいですねぇ。ラスト付近は特になんだけど、「太陽の塔」よりこの作品の方がファンタジー色が強いと思うんだよねぇ。これが「ファンタジーノベル大賞」なら、疑問を感じることは無かったと思うぞ。

そういや、ラストあたりに「進々堂」という喫茶店が出てくるんだけどね。数日前に、京都旅行に行った友人から写真が送られてきてて、思わず「おぉっ!」と歓声を上げた(笑)実在のお店が出てくると、そこに行きたくなるのは人情ってもんでして。「いつか、行くぞ!」と拳を握り締めました(大袈裟)。

そんでもって。困った時は「なむなむ」。これですね。これしかないね。この呪文を知ったお陰で、困難試練に立ち向かう勇気が湧いたぞー(嘘)

夜は短し歩けよ乙女

この記事へのコメント

あまね
2007年05月24日 23:37
思うに、これが一番読みにくい文体だった気がします。特に一章目が。
この本の中でも、後に行くにつれて読みやすくなった気がしたの。慣れただけかな?
「太陽の塔」のほうが読みやすかったものねえ。

ほんとは鴨川デルタの写真も撮りたかったんだけど、タクシーの中からだと難しかったです。
次こそは。なむなむ。
すずな@主
2007年05月25日 10:00
あ、うん。そうそう。
読み進むうちに段々と読みやすくなった。やっぱ、慣れ?

いつか「進々堂」の看板を撫ぜたいもんだ。
なむなむ。←クセになるなぁ(笑)
あまね
2007年05月25日 10:25
しばらく流行らせましょう。
なむなむ。笑

あとねあとね、吉田神社の舞台を見てうふふ笑いをして、下鴨神社で森の散策をして、六道珍皇寺で井戸をのぞいて、木屋町~祇園を鯨飲しながら歩くのだ。
すずな@主
2007年05月25日 15:45
うははは。
京都に行く時は、あまねちゃんに同行を頼もう。
もちろん鯨飲もご一緒しませう(笑)
あまね
2007年05月26日 01:20
……レナウンは踊らなくていいよね……?
すずな@主
2007年05月27日 06:55
やりたいっ!というのを止めるつもりはありません(笑)
2007年08月04日 15:07
この文体は慣れですね。
ゆ~っくり読むほうなので、この世界をすっかり味わいました。
でも、だぁーっと読んでもきちんと要点をつかめちゃうすずなさんがうらやましいです。
私は急いで読むと書いてたことを忘れちゃうので。
あまねさんのレナウン踊り、楽しみにしています。私は見学…いえいえ、歌うだけで(笑)。なむなむ。←忘れてて久しぶり
すずな@主
2007年08月05日 06:46
>藍色さん
やはり慣れですかね~。
ゆ~っくり読めればいいんですけど、せっかちなのか短気なのか、どうしてもだぁーっと^^;;;要点をつかめているかは疑問です(笑)

レナウン踊りは、藍色さんが歌であまねちゃんが踊りですね!私は見学ということで・・・他人のふりをするかもしれません(爆)
2007年08月08日 01:06
あ~!見学で他人のふりはずるい~。ダメダメです。
手拍子でも打ってもらいましょう(笑)。
すずな@主
2007年08月08日 21:05
あ、あら^^;ダメですか。
手拍子ですか!リズム感に自信が・・・と逃げてはいけません・・・ね。やっぱり(笑)
2007年09月11日 22:55
すずなさん、こんばんは!
コメントありがとうございました。
京都旅行の楽しい計画がすっかり出来上がってますね♪
あとは京都に行くだけ!
そのときには私もご一緒したいものです。
もちろん、レナウン踊りは見学の方向で。
あれは夜中じゃないと出来ませんね~。
だって、境内に幼稚園があるから昼間は子どもがいっぱいですもん。
すずな@主
2007年09月12日 09:09
>エビノートさん
お手数をおかけしちゃってすみませんでした;;;

あ。見学はだめですよ~。私と一緒に手拍子班でいかがでしょう(笑)
え?幼稚園があるんですかっ!?うわーそれはそれは・・・。鯨飲した後、夜中にこっそり・・・ですね~。
2007年09月12日 22:03
すずなちゃんには、李白さんとの飲み比べ係に任命してあげます。
偽電気ブランをしこたま分けてもらってきてくだされ。なむなむ。
手拍子班でお茶を濁そうなんて、だーめー。
2007年09月13日 01:42
あはは、あまねさんからダメ出しされましたね。
李白さんとの飲み比べ係ですか?。たのもしい~。
第二の、黒髪の乙女の誕生かも!?。

本の予約、ありがとうございます。
すずな@主
2007年09月13日 14:55
>あまねちゃん
あ、あら。チェックがはいっちゃった(笑)
李白さんとの飲み比べですかぁ・・・うーん。偽電気ブランがビール系じゃないことを祈ろう!
・・・って、そんな問題じゃなーいっ(笑)

>藍色さん
見つかってしまいましたねぇ^^;
いやいや。黒髪の乙女の足元にも及びませんよ。。。
2008年01月24日 11:43
「なむなむ」…
一瞬、オレの会社かと思った(笑

遅ればせながら、読了。
不思議な世界を満喫させてもらいました。
なんで、早く読まなかったんだろうと後悔中です!
すずな@主
2008年01月24日 15:33
>じゅずじさん
「なむなむ」・・・てする会社なんでしょうか(笑)
文体といい内容といい、不思議な世界ですよね~。今から森見ワールドにどっぷり浸かってください。

この記事へのトラックバック

  • 夜は短し歩けよ乙女

    Excerpt:  森見登美彦 2007 角川書店 表題にある第1章を『Sweet Blue A Weblog: 香桑の読書室 racked: 2007-05-24 23:39
  • 夜は短し歩けよ乙女 〔森見登美彦〕

    Excerpt: 夜は短し歩けよ乙女著:森見登美彦出版社:角川書店定価:1575円livedoor BOOKS書誌データ / 書評を書く ≪内容≫ 私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。 吉田神社で、出町.. Weblog: まったり読書日記 racked: 2007-07-07 19:31
  • 夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦

    Excerpt: 装画は中村佑介。装丁は高柳雅人(角川書店装丁室)。「野性時代」2005年9月号、2006年3、10、11月号初出。 クラブの後輩の黒髪の乙女に密かに想いを寄せる先輩は、ひたすらに彼女の姿を追い求.. Weblog: 粋な提案 racked: 2007-08-04 15:08
  • 【夜は短し歩けよ乙女】 森見 登美彦 著

    Excerpt: 京都はやっぱり、百鬼夜行、魑魅魍魎が闊歩する街であるような!? 「鴨川ホルモー」しかり、この本しかり、京都の夜は「げにおそろしきかな」…[:びっくり:] こうして出逢ったのも、何かの御縁。.. Weblog: じゅずじの旦那 racked: 2008-01-24 11:47