風流冷飯伝(米村圭伍)

最初は、なんだかなーという感じでして。これはハズレかな、と思いつつ読んでたんだけども。読み進むうちにだんだん面白くなってきた。最初の頃が嘘のように、最後の方は一気読み。

江戸時代、四国のとある小藩が舞台。江戸の幇間(タイコモチ)の一八と風見藩の冷飯ぐい数馬を中心に起こるドタバタ劇(?)。まず最初から躓く。「幇間」って何だ?そこで、読むのを止めて調べたりはしない私(笑)イマイチワカランナーと思いながら読み進めていくうちに、まぁ~なんとなーく分かってくる。
#幇間=宴席などで遊客の機嫌をとり、滑稽な動作・言葉によって座をにぎやかにすることを職業とする男。たいこもち。男芸者◆大辞林より◆

のほほ~~んとした雰囲気の風見藩だったんだけど、江戸にいた殿様が帰ってきた途端に騒がしくなる。藩の存続を賭けた将棋の勝負。勝負の相手は第十代将軍徳川家治。勝負の行方は?そして、藩の行く末は・・・。

ま。緊迫の一瞬というのは、そんなに無いですね(笑)”藩の存続を賭けて”って、緊張感がすんごぉーーく漂いそうなんだけど、全体的にのほほ~~~んとした空気が広がってるって感じかな。軽快で軽妙。遊び心いっぱいの時代小説って感じでしょうか。面白かった。


風流冷飯伝

この記事へのコメント

2007年07月23日 20:21
最初の方の感想を読んで、心配になっちゃったけれど、最後は面白かった~といってもらえて良かったです。
遊び心いっぱいの時代小説って本当にそうですよね~。
読んでいて楽しい、こういう小説大好きなんです。
すずな@主
2007年07月24日 09:22
エビノートさん、こんにちは。
最初は文体にちょっと慣れなくって・・・。でも、読んでいくうちに楽しさがふつふつと湧いてきました(笑)

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  • 風流冷飯伝 〔米村圭伍〕

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  • 米村圭伍: 風流冷飯伝

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