義八郎商店街(東直己)

な、な、なんですとっ!?うっわーそうきたかぁ。そういうオチなのかぁ。まんまと騙されたなぁ・・・と泣きながら読了。この著者の作品は始めて読んだけど、好きだなぁ。良かったなぁ。

連作短編集かな。タイトルからして下町商店街の人情物って思ってたんだよねぇ。最初のうちは内容もそんな感じだったし。ところがところが!読んでビックリ。これってSFだったのかーっ!?ですよ。この作品の前に読んだのが「SFだと思ってたのにただの青春小説だった」んだけど、その逆。ちょっとずつ匂ってきてたんだけど、最終章でまさかの展開。まぁ、SFと言ってもモロって感じじゃ無くって、基本的にはやっぱり「下町商店街の人情物」なんだけどね。

義八郎商店街を中心に起こる騒動。色々と起こる騒動や事件が、実際の事件をモチーフにしていたりするので、わかりやすいというか・・・。あーあれか!と思い至る。そして、当然のようにお爺ちゃんやお婆ちゃん達が活躍する。そこに浮浪者の義八郎さんが絡んで・・・。うふふと笑えて、ホロリとさせられる。人情物の王道って感じかな。こういうの大好きなんで、騒動が治まるたびにほっとして、涙ぐんだりしてました。あのラストじゃ、続編は無理なんだろうけど、もう一度アキ婆ぁや義八郎さんに会いたいなぁ。。。

義八郎商店街

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