影踏み(横山秀夫)

警察小説がお得意な横山さんにしては珍しい、泥棒さん側からのお話。空き巣・・・じゃないなぁ。窃盗ですね。深夜、住民が寝静まった民家に忍び込んで現金を頂戴する。そんな、窃盗犯が主人公。

双子の弟の将来を悲観し、母親が家に火をつけた。無理心中。その事件で、両親と弟を亡くした兄が主人公。無くなったはずの弟が、自分の身体の中に住み着いて会話を交わす。SFっぽい。弟が住み着いてるっていうのが、兄の思い込みなのか、SF仕立てなのか、どっちとも言えないまま終わってしまったんだよねぇ。どっちだったんだろう?かつて弟と一人の女性を獲りあった?過去もあり、その心の内は弟にもわからない。

そんな主人公が巻き込まれる出来事。事件?どれもこれもちょっと切ない感じかな。泣くまではいかないまでも、うるうると涙ぐみながら読んだ。

影踏み

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