誘拐ラプソディー(荻原浩)

「誘拐」というタイトルに騙されてはいけません。ちゃんと「ラプソディー」とついています。そうです。ミステリーではありません。ドタバタコメディーといった方が正しいのです。

のっけから笑わせる。主人公、伊達秀吉(ふざけた名前/笑)が自殺を試みるシーンから始まるっていうのに笑わせるって・・・。もう、その軟弱っぷりが堪りませんねー。ってか、よくもそんなに考え付くよねぇ、という感じです。

そして、ひょんなことから子供を誘拐することになる。いちお、身代金目的で。また、この子供の名前が伝助なんてさぁ。なんなんだ。名前だけでも笑えるじゃないか。おまけに、この伝助がすっとぼけた子供でねぇ。秀吉と伝助のびみょーにかみ合わない会話が楽しい。

誘拐したはいいが、なーんと伝助はやくざの組長の一人息子で。そのやくざさんだけでも大変なのに、そこにチャイニーズマフィアが絡んできたり、警察が絡んできたり・・・。縦横無尽に糸が張られて、絡み合って、ラストに向かう・・・。

うははは。ぶくくく。ぶっぶっぶ。と笑って、ちょいとしんみり。そんなお話でした。

誘拐ラプソディー

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