月島慕情(浅田次郎)

表題作を含む短編集。
浅田さんらしい人情物という感じで、見事に泣かされました。

・月島慕情
主人公の行動に、そうだね、そうじゃなくっちゃね、と思いつつ、でも、知らん振りしたっていいんじゃないの?と思ってしまった。哀しいなぁ。やっと身請けしてくれる旦那さんが現れたって言うのに、みすみす棒に振っちゃって。いいじゃんか。でも、カッコイイオンナって好きです。

・供物
最後の種明かしに号泣。「ワイン好きなんだ」って言葉にやられちゃいました。

・雪鰻
もうね。涙が止まらない。止まらない、止められない。こういう思いをした人って、大勢いたんだろうと思う。だからこそ、憲法は変えちゃいけないんだぞっ!と思う。またなんだかすんごいタイミングで読んじゃったなぁ、という感じ。

・インセクト
何がどうって、もうね。内容よりも「ごきぶり」ですよ!うわーこう打っただけで鳥肌立っちゃうよ;;;そうなんだってねー。確かに聞いたことがある。「北海道にはごきぶりがいない」って。でもさぁ、黒光りするあの姿を見ただけでブルブルしちゃわないか?知らなければ何ともないのか?・・・なぁ。昆虫だと言われればそうなのかもしれないけどさぁ。。。

・冬の星座
こういうお通夜はいいな、としみじみ思う。こんなお通夜になるような人になれればいいな、と思う。本当に。

・めぐりあい
切ないなぁ。本当に切ない。他に言葉が見つからない。

・シューシャインボーイ
話の内容とはまた全然違うんだけどね・・・。主人公の奥さんがいい。好きだわ。「社長婦人になりたい」この一言に、潔さというかスパンと竹を割ったような清々しさを感じた。最後は号泣。

月島慕情

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