モノレールねこ(加納朋子)

表題作を含む8篇の短編集。表題作の「モノレールねこ」は、以前本屋さんで立ち読みした記憶が・・・(笑)

「モノレールねこ」
所謂、「赤い糸」ってこと・・・よね。小学生の頃に猫を介して文通をしていた相手と、大人になって出会う。ありえなーいっ!と思いつつも、それが「縁」というもので、そういう出会い・再会って実はそう珍しいことではないということも知っている。そういう経験もしていたりもするんだよなぁ。不思議だよね。

「パズルの中の犬」
イマイチ私には理解できなかったというか・・・。私が理解力不足ってことなんだけども。どうして「犬」が見えてしまったのか、ってのがね、意味がよく分からなかったというか・・・。

「マイ・フーリッシュ・アンクル」
叔父さん、切ないなー。もぅ、めちゃめちゃ純愛じゃないか。お母さんは気付かなかったのかしら?気付いてたからこそ、あのメッセージだったのかな・・・と思うんだけどなぁ。

「シンデレラのお城」
これもまた・・・。とってもとっても切ないなぁ。死んでしまった人には敵わないよな、どうしたってさ。

「セイタイム・ネクストイヤー」
むー。これもまた切ないお話でした。でも、暖かいお話でもありました。こんな優しい、暖かいスタッフのいるホテルに、私も行ってみたいもんだと思います。

「ちょうちょう」
うーむ。うむうむ、うむうむ(笑)なんともかんとも言い難いです。特にこれと言って感想はありませんです、はい。

「ポトスの樹」
・・・ん?タイトルを見てしばし悩む。ポトスって”樹”だっけ?え?あれって”樹”なのっ!?じゃ~普段、私が見ている観葉植物、あれは一体何?疑問符だらけで読み始めた。最後付近で納得というか・・・「あ~そういうことね(笑)」ジジババにしてみれば、なんだかんだ言いながらも、やっぱり孫はかわいいもんなんだろうなぁ、と改めて思う。うちの母を見てても思うもん。「子供は嫌いなのよねぇ」とか、色々と言い訳する割には「そうか!?」と突っ込みたくなる言動が多数(笑)

「バルタン最期の日」
これが一番、好きなお話だった。主人公が人間じゃなくザリガニってところもポイント高い。ザリガニから見たある家族のお話。家族それぞれの辛さが淡々と語られていて、結構クル。お母さんの「脱皮する」は最初、家庭に不満でも?とか不謹慎なことを思っちゃったんだけどね(笑)お母さんの愛とか優しさとか、そういうものをすごくすごく感じた。タイトルから想像出来たけれど、最後はそうきたかぁーっ!バルタン、エライっ!よく頑張ったねぇ・・・と、思わず涙しそうになった。

モノレールねこ

この記事へのコメント

piku.chibiの母
2007年04月13日 14:30
すずなさんの感想を読んで私も読んで見ました。(アマゾンで本を購入して(^_^))
なんかホンワカするしましたよ。自分もネコを飼っているので、どんなにブスでもかわいいものですよね。(^o^)
すずな@主
2007年04月14日 11:01
piku.chibiの母さーん!いらっしゃいましぃ♪
嬉しいお言葉、ありがとうございます。
加納さんの作品はどれもホンワカ系なんです。
我が家の猫も一緒です。
ぶちゃいくでも、そこがまたかわいい♪って思っちゃうんですよねー(笑)
piku.chibiの母
2007年04月16日 10:25
おはようございます。(^_^;)すずなさん。
いつも沢山の本を読んでらっしゃるのには、感心しきりです。今度はどんなお薦めを読んでみようか迷っています。(沢山ありすぎて(^o^))
(最初の私のコメントに文章の間違いを発見し、恥ずかしい限りです)
すずな@主
2007年04月16日 15:12
いやいや。読書以外のことをほったらかしにしているってだけなんで(^^ゞ
今のイチオシは3巻ありますが「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子)です。ちょうど読んでるんで(笑)
あとはそうですねぇ・・・「風が強く吹いている」(三浦しをん)なんかお勧めです。
一瞬の~は高校の陸上部の、風が~は大学生の箱根駅伝のお話です。どっちも陸上ものですねぇ^^;

え?間違い?と思って読み直したら・・・そんな、気にするほどではないですよー!
私はもっとショッチュウやっております^^;
2007年09月09日 01:18
とてもいいお話ばかりで、優しい気持ちにさせてくれる短編集でしたね。
私も「バルタン最期の日」が一番好きでした。
バルタンの活躍で、『海の底』で食べられなくなってたエビを食べられるようになりました、って、もちろんウソです(笑)。
孫をめぐるあたたかい家庭のエピソード、突っ込みされてるのを妄想したりして微笑ましく読みました(笑)。
すずな@主
2007年09月09日 09:53
>藍色さん
加納さんらしい優しい短編集でしたね。
バルタンのお陰で”エビ”が食べられるようになってなりよりでしたぁ(笑)

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    Excerpt: カバー装画・章扉イラストは菊池健。装丁は大久保明子。 時をこえて届くあの頃からの贈りもの。儚いけれど、揺るぎない―「家族」という絆。短編集。 1・モノレールねこ―デブねこの首輪に挟んだ手紙.. Weblog: 粋な提案 racked: 2007-09-09 01:18