玄い海(水野好朗)

暗いっ!読み始めてすぐに、じとーという暗さに挫折しそうになった。
挫折しなかったのは、舞台が「津屋崎」だったから。この土地にはちょっと馴染みがある。行ったことも縁がある訳でもないんだけど。ただ、友人が住んでいるというだけで親近感が沸き起こる。不思議なもんだ。

江戸時代初期に玄界灘で命を落とした6人の漁師のお話は事実なのかな?どうも、事実みたいだったけれど。それを元に創られたお話ということになるのでしょうか。

読み進めていると、何故か物語の世界にずんずんと引き込まれていった。筆力?3百年以上も昔の命を懸けた6人の漁師達の行い。そこから続く宿命とか業とか輪廻とか。宗教(仏教)っぽさが私のツボを押さえたのか・・・なぁ。若い和尚さんが、人の死について延々と語る場面は特に心に響いた。

玄い海

この記事へのコメント

あまね
2007年01月06日 21:11
へえぇ。玄界灘なわけですね。
津屋崎は独特のおはじきがあるのだけれども、予約をしたまんま、忘れ去られちゃった気がします。
一度はすずなちゃんをちゃんと観光案内したいなあ。
すずな@主
2007年01月07日 09:21
津屋崎の漁師さんのお話でした。すんごーく端折ると(笑)
独特のおはじきってどんなの?
福岡には何度も行ってるのに、あんまり観光ってしてないからねぇ^^;
機会があったら是非。
2007年01月07日 21:47
津屋崎人形という土製の人形作りの伝統があって、お雛様は高価すぎるので、博多はじきをお願いしたような記憶があります。
URLは津屋崎人形の紹介です。
すずな@主
2007年01月08日 10:26
へ~ほぉ、と興味深く読ませていただきました。
読んだ本から、こういう風に広がっていく楽しさをすごく感じたよ。
紹介してくれてありがとう!
百済の落人
2007年01月08日 11:01
読んでいただいてありがとう。六人士の記述については史実だよ。史実で古文書があるかぎり脚色は出来ないと考えているのだ。その他については一部モチーフはあるけどフィクションでの構成。人間、誰しもに内在する運命、宿命そして徳と業の絡み。中でも知らずしらずみ積み重ねているかもしれない業の怖さ、そんな世界を描いてみました。・・・著者
すずな@主
2007年01月08日 14:44
・・・え?えぇーーっ!?うわわわ;;;
思わず会社で叫んでしまった・・・誰もいなくて良かった^^;
・・・ご本人ですか?ほんとにっ!?ですか?(冷や汗;;;)
こちらこそ、こんな駄文にまでコメントありがとうございます。せっかくの作品に、こんなものしか書けなくてすみません。。。

うわー激しく動揺中・・・

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