図書館の神様(瀬尾まいこ)

読み終わると、本をもっと読みたくなるし、ちょっとした希望を持って頑張ろうとも思える、そんな物語かな。
ただタイトルがちょっと・・・。私的には「図書”室”の神様」というほうがシックリくるような気がするんだけど・・・。

ラストで三度も泣いてしまった;;;それぞれ違ったツボを押されてしまった。とはいえ、他の人に”泣けるって!”と進めることはしないかな。なにせ、私は人一倍涙もろいし、最近特に泣いてばっかりだからねぇ・・・。涙腺が緩み過ぎだと思う今日この頃(笑)

やりたいことがあったのに挫折して教師になった清(キヨ)が、赴任した高校で出会った垣内くん。たった一人の文芸部員。二人の交流が、会話が、好きでした。

「自分らしく」って難しい。自分らしいと思っていても、それがホントに自分らしいかどうか・・・。”こうありたい”と思う自分と、実際の自分との差を埋めるために頑張る自分がいる。でも、それが本当に心から自分が”こうありたい”と思う姿なのか・・・。体と心は一体だと思うから、体調がすぐれないということは、本来の自分ではないということではないのか・・・。なんだか、ぐちゃぐちゃ・・・。上手く纏められないのがもどかしい。結局、今はまだ私には答えが出せないということなんだろう、ということで。

泣くところではないはずなのに泣けたのは垣内くんが同級生に向かって話したところ。

~~本文より引用~~
「僕は学者じゃないし、文学者や小説について見解を述べたりしない。みんなにとってそんなことどうでもいいんだから。~~文学なんてみんなが好き勝手にやればいい。だけど、すごく面白いんだ。それは言っておきたい。」
「文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋をすることだってできる。自分の中のものを切り出してくることだってできる。とにかくそこにいながらにして、たいていのことができてしまう。のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。僕は本を開いてそれをする」


くぅーっ!もうね、なんていうかね。これを高校生が言うんだよ。みんなに向かって。うんうん、うんうん。そうだね。そうだよねーっ!と大きく頷きながら感涙。。。

そして、手紙のラスト付近でもう一度泣いて。

本文ラストでまたまた泣いてしまった。ホントに泣きすぎ。
~~本文より引用~~
神様のいる場所はきっとたくさんある。私を救ってくれるものもちゃんとそこにある。


そうだと思いたい。ホントかなぁ?と疑いながら、不安を感じながらも、きっとそうなんだ、と信じていたい。。。

きっときっと、いろんなところに神様はいる。

図書館の神様

この記事へのコメント

2006年12月18日 20:57
 こんばんは♪
 ご訪問どうもありがとうございました☆

 私も泣きました(笑)
 ほんと、涙腺にジワジワきますよね。

 垣内くんの同級生への語りのところ、
 私もジーンときて、じんわり涙でした。

 すごくよかったです◎
 タイトル、「図書室の神様」でいいですよね。
 そのほうが作品のニュアンスが出てる気がします^^;;
 

 
すずな@主
2006年12月19日 09:12
こちらこそTB&ご訪問ありがとうございました。
こちらからは上手く送れなかったみたいで^^;
再挑戦してみますね。
2006年12月23日 00:32
 こんばんは♪
 TB、今度はうまく反映されていました☆

 どうもありがとうございました◎
すずな@主
2006年12月23日 09:48
こちらこそ、やっとTB送れてほっ☆です。
最後は意地のようになって何度も送ってしまいました(笑)
あまね
2007年02月11日 22:47
やっと読み終わりました。最後のところで、私も泣いてしまいました。
素敵な本を紹介してくれて、ありがとうです。
すずな@主
2007年02月12日 09:21
そう言ってもらえると嬉しい♪
自分が紹介したのがキッカケで誰かが読んでくれるのはとっても嬉しいんだけど、合わなかったらどうしよう・・・って、すんごぉーく不安になったりもするからね^^;
2009年04月20日 22:15
すずなさん、こんばんは(^^)。
垣内君&拓実は、器が大きいですねぇ~。
もう浅見に関しては、ぶん殴ってやりたいです。
何をカッコイイ男ぶってるんだか、勘違いも甚だしいぜ!・・・と。

すずな@主
2009年04月24日 04:59
>水無月・Rさん
垣内君、そして拓実も良かったですね!特に、垣内君には読んでるこちらまでホロリとさせられました。
対照的に浅見は・・・ねぇ;;;でしたね(-_-;)

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