the TEAM(井上夢人)

久々の井上さん。あいかわらず面白かったぁ。岡嶋二人さんの時から好きだったんだけど、後味が悪かった;;;という記憶がない。残虐な事件なんてのもあるんだけど。

霊能者”チーム”が活躍する短編がいくつか。どれも甲乙つけ難い。
やってることは正真正銘の詐欺で犯罪なんだけど、悪意がないからか反感を感じない。結局は良い方へと向かっていくし、向かうように仕向けるから、というのもある。情がある。なので、一言で表現するなら「痛快」。チームの一員になった気分で読み終えた。

続編が出るのかどうか、微妙な感じのラストだった。私としては続編希望。チームの一人だけ詳細な記述がされてなかったし。過去を語らせて欲しいなーという読者の我侭かな。

読み始めてすぐにおや?と思う。何故?と思ったんだけど、しばらくして納得。章毎に点字で番号がついていた。知らない人は気付かないだろうに・・・と思ったら、文中でさらりと説明らしきものがしてあった。まぁ、あれでも気付く人は気付くけど・・・程度だけど。何か著者のこだわりがあるのでしょうか。

the TEAM

この記事へのコメント

2007年09月09日 01:37
サクサク読めて、痛快なミステリでしたね。
そうそう、解決策に情があって救済のイメージも。

井上さんの作品、岡嶋二人時代を加えても読んでいるのはごくわずかです。記事はこれだけですが、憶えていることを。ちょっとネタバレになるかもしれませんが…。
「風が吹けば桶屋がもうかる」の変な超能力、「メドゥサ、鏡をごらん」のホラー(ミステリのみの人と思い込んでいたので大ショック!)が印象的でした(笑)。すでに読まれてます?
すずな@主
2007年09月09日 09:59
>藍色さん
井上さんらしいミステリで一気に読了しました。
岡嶋さんにハマって、それからガシガシ貪り読んだので、岡嶋&井上作品共にほぼ制覇してます!・・・と思います^^;どれもこれも甲乙捨てがたいくらい面白かったですよ~。たしかに「メドゥサ~」はなかなかでしたよねぇ;;;

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  • theTEAMザ・チーム 井上夢人

    Excerpt: イラストレーション:おおの麻里。 1982年徳山淳一との競作筆名・岡嶋二人として「焦茶色のパステル」で江戸川乱歩賞受賞、86年「チョコレートゲーム」で日本推理作家協会賞受賞、89年「99%の誘拐.. Weblog: 粋な提案 racked: 2007-09-09 01:38