百年の恋(篠田節子)

最初、このタイトルを見て「メロメロの恋愛小説」だろうと思ってました。だって「百年の恋」だよ!百年続く恋ってことでしょう?それはスゴイよなぁ~、ってね。確かに、読み始めは「うんうん、予想通りね」って思ったけど、読む進むうちにだんだんと「あ、あれ?なんか違うみたいね・・・」って思い始めました。読んでる途中では「これって、百年の恋も3日で醒めるの”百年”の意味?」って、思ってました。完全に。

主人公は、年収200万円のオタクなライター真一。真一がある日取材に行った相手が、才色兼備な33歳のエリート銀行員梨香子。この二人が、何故か気が合ってあれよあれよという間に恋に落ちて、結婚しちゃったの。で、ここで真一の理想の結婚生活が、音を立てて崩れてしまった!なにせ、エリート銀行員の梨香子さんですからね。平日は残業続き。休日になると、マグロのように自分の部屋にこもってゴロゴロとしてばかり。料理どころか、自分の部屋は散らかり放題。見かねた真一が掃除をしようものなら、烈火のごとく怒り出すしまつ。。。真一は離婚を決意!が、タイミングよく梨香子さんが妊娠してしまったのです。。。

真一くんが主人公にもかかわらず、読みながら梨香子さんの立場に立ってしまってましたよ。だって、真一くんってば甘えすぎ!梨香子さんが生活支えて仕事してるっていうのに、料理作らない、洗濯しないって文句ばっかり。まぁ、梨香子さんの方が強くって、結局内心では文句いいながらも、アレコレやってしまうんだけどね。読みながら「家事は女性がするもん」っていう固定観念は捨てなさいよぉ~って真一くん言いたかったよ。まぁ、たしかに梨香子さんにも「それはちょっと;;;」って思える所もあったけどね。

読み終わって。これは「百年の恋も3日で・・・」じゃなくて、やっぱり「百年続く恋」っていう意味のタイトルかな?って思いました。これは、あくまでも私の個人的見解ね。実は全然違う意味でつけられたタイトルだってことも、かなりの確立でありえるもんね(笑)

(2002.2.2)

百年の恋

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