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zoom RSS 東京すみっこごはん(成田名璃子)

<<   作成日時 : 2016/02/28 16:11   >>

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連作短編集。

商店街の脇道に佇む一軒家「すみっこごはん」は、クラスメイトからのイジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、タイからの留学生、」アラ還おやじなど、年齢や職業がバラバラな人々が集まる共同台所。訳アリの人々が集う「すみっこごはん」の秘密とは・・・。

友人と待ち合わせた本屋さんでフト目について手に取った本でした。ちらっと立ち読みしたらなんだか面白そうで、友人が到着してそのまま棚へ返すことが出来ずにレジへ向かったのでした。そして、ちょっとだけのつもりで読み始めたら止められなくなって、思わず最後まで一気読み。面白かったー!

最初に登場したのはクラスメイトからシカトされている女子高生。なんだか、暗く重いお話になっちゃいそうだなぁと思いながら読み進めていったら、いつのまにやら料理指南のお話にもなっていって。もちろん、重苦しい場面もありましたが、料理が苦手なカナちゃんをみんなが上手くフォローしていくのは読んでいて楽しかった。色んなフォローの仕方があるんだなぁと、そんなことも思ったりもしたのでした。

様々な人々が集まる「すみっこごはん」。OLの奈央さん、専業主婦の田上さん、アラ還の丸山さん、口の悪い柿本さん、料理人の金子さんなどなど。みんな、どんな理由で「すみっこごはん」に集まっているのか、すごーく気になる人たちばかりでした。奈央さん、丸山さん、柿本さんについては、その後にエピソードが用意されてたんだけど、個人的には田上さんのお話も読みたかったなぁと思いました。あ、金子さんについても、なんだか訳がありそうで気になります。。。

それにしても、この「すみっこごはん」のシステムが面白くって。毎日、決まった時間までに集まった人たちがくじ引きでその日の料理担当者を決める。料金は材料費の1回300円。料理はできるだけ「すみっこごはん」のレシピノート通りにつくること、などなど。どういう理由で作られたのか、誰が運営しているのか、その謎が最後には明かされていくんだけど、これが、まさか!の展開で、ちょっと唖然。このお話ってそういうお話だったのか!という意外性やら、じんわり沁みる真相やらで、ビックリしつつ涙腺が・・・。

と、良いお話だったんだけど。実は、ちょっと突っ込みたくなる部分というか、書いてほしかったエピソードもあったんだよね。一番は純也のこと。カナにくっついて通い始めたのは分かるけど、もちろん料理当番になる日もあったんだと思うんだよね。いっつも食べてる描写しかなかったので、出来れば、というか、料理当番になった時のことも触れて欲しかったなぁと思いました。料理する場面がなくて、なんだか不自然に感じてしまった。他にも、まぁいくつか突っ込みたくなるところはあったんだけど、そこはスルーするのがオトナなのかな、と思ったりもして・・・。
って、思いっきり書いてますけど(笑)


そんなこんなで、多少のツッコミどころはあったのもの、すごく素敵なお話でした。読めて良かった。


(2016.02.21 読了)





東京すみっこごはん (光文社文庫)
光文社
2015-08-06
成田 名璃子

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