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zoom RSS 倒れるときは前のめり(有川浩)

<<   作成日時 : 2016/02/27 12:49   >>

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著者初のエッセイ集。

有川浩さんは現在、私的一押し作家さんで、雑誌掲載の短編もほぼ追いかけてるんですが、エッセイに関しては違ってまして。ほとんど読んでないんじゃないかなぁと思います。web上で読めたものは、ある程度、読んでると思いますが、紙媒体はほとんど読んでないんですよねぇ。なので、ちょっとワクワクしながら読みました。

デビューから現在までのエッセイということで、まぁ、バラエティに富んでいて読んでて”概ね”楽しかったです。本について、映画について、著者のふるさとである高知について、などなど。小説同様、厳しくも優しい視点で、ときに温かく、ときには鋭く、様々な事柄について語られてました。

最初の章「書くこと、読むこと、生きること」で印象に残ったのは、「けっこう」という言葉を使ってしまった痛恨の出来事について、かな。私も覚えがあって、これはイタイなぁと思いました。大好きなのに、あれこれ予防線を張っちゃって大好きと言えない。・・・というか、私は今でも大好きなバンドについては、「けっこう」という言葉を使ってでも、公言していないんだよなぁ・・・。まぁ、最近はそこまではないけど。でも、このブログでも、はっきり名前を出してはいない。他のミュージシャンのLIVEに行った時は、思いっきり書いてるのに・・・ね。
・・・あら。なんだか微妙に凹んできましたよ。えーと、これはやっぱり、今度からはハッキリ書こうかな。次のお楽しみは5月!おおっぴらにご報告できるかな。どうかなぁ。。。

本についての「この本大好き!」の章では、私の大好きな本が何冊も紹介されていて、それがまたね、とっても共感できるものも多くて、テンションがあがりまくりでした。「テンペスト」「天地明察」「偉大なる、しゅららぼん」に素ちゃんの「新婚物語」などなど。特にしゅららぼんでは同じようなこと思ったよー!と、なんだか嬉しかったのでした。あ!「後宮小説」も登場しました。好きだったんだけど、内容がすでにおぼろげで・・・。これは、いつか再読したいなぁと思ったのでした。そうそう!ジェフリー・ディーヴァーが登場したのも嬉しかった。ただ、紹介されていた「ロードサイド・クロス」は未読なんですよね。いつか読みたいなぁと、読みたいリストに追加したのでした。

児玉清さんについて触れられた文章がいくつかありました。読みながら、思わず涙腺が緩んじゃったりしたものもありました。それにしても、児玉さんって、有川さん個人だけでなく出版界にとっても本当に大切な存在だったのですね。そんなことを改めて感じたりもしました。そして、私も児玉さんのように、いくつになっても、柔らかい気持ちを持って様々な小説たちと向き合っていきたいものだなぁと、そんなことも思ったのでした。


その他のエッセイもそれぞれに味があって、楽しませてもらったのは本当なんですが、”概ね”楽しかった、という感想になってしまったのは、似たような記述が続いちゃうことがあったから、なんですよねぇ。様々な媒体で発表されているので、テーマが被ってしまったのもあったんでしょうし、この本自体が、今まで発表されたエッセイがまとめられてるというのもあったからなんでしょうけど。すごく大事なことで、出来るだけ沢山の人々の目に触れて欲しかったんだと思われる内容もありましたが、こうやってまとめられて、それを続けて読むとなると、ね。なかなか厳しいものがありました。
まぁ、これはね、この本の性格上、しょうがないことだとは思うんだけどね。


それぞれのエッセイについて、現在の有川さんのコメントが付けられているのも、なかなか面白かったです。


エッセイだけではなく、特別付録として「彼の本棚」と「ゆず、香る」の短編が2編収録されていました。どちらも既読。・・・なハズなんだけど、「彼の本棚」の記事を作ってなかったようで・・・。なんでなんだろう。。。

「彼の本棚」はね、これは続きが気になりますーっ!どうか、どうか、この後のお話をいつか書いてくださーい!と叫んでしまいます(笑)そういえば、私も彼女のように「趣味は読書」というと、似たような反応が返ってくることが多いです。凄いねぇ、って、何が凄いんだか!「いや、読書は”趣味”なので、スゴクナイデス。」と答えても、分かってくれる人は少ないです。知識を入れるために読んでるんじゃないのだよ。「趣味」とは「楽しむこと」なのです。だから、本を読むのは楽しいから、ただそれだけなんだよーっ!・・・というのを、すんなり受け入れてくれる人は、そう多くないんですよね・・・。








・書くこと、読むこと、生きること
・この本大好き!
・映画も黙っちゃいられない
・いとしい人、場所、ものごと
・ふるさと高知
・特別収録小説
「彼の本棚」
「ゆず、香る」




(2016.02.05 読了)




倒れるときは前のめり
KADOKAWA/角川書店
2016-01-27
有川 浩

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『倒れるときは前のめり』/有川浩 ◎ (エッセイ)
水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!{%キラキラwebry%}の有川浩さん!!・・・って、今までよく書いてましたけど、最近の作品は萌え全開ってわけでもないんですよね。 まあ、そんなの全然関係なく、水無月・Rにとって絶対的別格作家さんなのは、変わりません♪ その有川さんの初エッセイ集、『倒れるときは前のめり』。 思いっきり堪能させていただきました〜♪ ...続きを見る
蒼のほとりで書に溺れ。
2016/08/21 13:44

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
すずなさん、こんにちは(^^)。
有川さんの初エッセイ集、よかったですよねぇ♪
確かに、同じような話がいくつかはありましたが(^^;)。
私はもう、ラストの「ふるさと高知」にガッツリもってかれてしまい、暑苦しいレビューをさらしておりまする(笑)。
高知エッセイは除外して、一番ガツンとやられたのは「「嫌い」と公言 慎みたい」ですね。言葉は言霊、『嫌い』ではなく『好き』を発信していきたいと、強く思いました。
有川さん大好き〜♪うふふ。
水無月・R
2016/08/21 13:50
>水無月・Rさん
デビューから現在まで発表されたエッセイ全て!というのが凄いと思いましたし、読み応えがありました。でも・・・同じような話が続くのはちょっと・・・でしたけどね^_^;
”「嫌い」と公言慎みたい”は、そうだよなぁと思いつつ、耳に痛い言葉でした。私も「好き」を沢山、発信していければいいなぁと思います!
すずな
2016/08/30 12:51

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