Bookworm

アクセスカウンタ

zoom RSS だれもが知ってる小さな国(有川浩)

<<   作成日時 : 2016/01/09 14:26   >>

トラックバック 2 / コメント 6

待ちに待った有川さんの描く「コロボックル」長編。

正直、読み始める前は、どんなお話なんだろう〜ワクワク!というよりも、佐藤版コロボックルとどうシンクロするんだろう、果たして出来るんだろうか〜ドキドキ;;;の方が大きかったんですよね。有川さんが紡ぐお話は大好きだけど、佐藤さんが作り上げたコロボックル世界を壊さず、それでいて有川色を上手く溶け込ませることが出来るのかなぁと、今考えると、大変失礼な心配をしていました。

が!最初の数行を読んで、す、すみませーーーーんっ!と、心の中で凄いイキオイで謝罪しました。しまくりました。いやぁ〜楽しかった。佐藤版コロボックルでありながら、有川版コロボックルでもありました。すごい、すごい、すごーいっ!と最初から最後まで大喝采を送りながら読みました。

佐藤さんのコロボックルシリーズ1巻の「だれも知らない小さな国」を受けてのこのタイトルからして嬉しいんですが、物語の出だしでまたまたテンションがあがる。うわぁ、コロボックルを読んでるんだなぁと思えて嬉しかった。そして、主人公は日本中を旅するはち屋(養蜂家)の息子ヒコ。この職業選択にも唸らされる。そうきたかぁ。有川さん、上手いなぁ・・・。

ヒコとヒメの出会い、そして、二人の家族とコロボックルの交流や二人の名前の由来。どれもこれもが優しく穏やかな流れの中でするりするりと語られ、私の中に入っていく。確かに有川節なんだけど、佐藤さんのコロボックル世界でもあるんですよね。佐藤さんが創った世界が有川さんに手渡され、また新たに紡ぎだされ、このコロボックル物語が益々大きく広がっていくのを感じられる、本当に素敵な物語でした。

ただ、ヒコとヒメが出会うミノルさんとのエピソードは楽しいものでもありましたが、途中で、オトナのニンゲンのイヤな部分も見えたりもして、手放しで喜べるものではありませんでした。でも、あ、これはヒコのお父さんたちもコロボックルのことをよーく知ってるんだな、守って来たんだなということが分かって、そういう意味では嬉しかった。


*****

ここからちょいとネタバレ気味。
未読の方はご注意を。

*****










そしてね、佐藤版のコロボックルの続きの物語ではあるものの、登場するのはせいたかさんが出会ったコロボックルの国に住むコロボックルじゃないんですね。この物語は、佐藤版とは違う有川版のコロボックルの国の物語。佐藤版でもちょっと登場したけれど、日本のいろんなところにコロボックルの国があるんだ!と改めて思い出させてくれました。そして、その国は日本のどこにあって、どんなコロボックル達がどんな暮らしをして、どんな風に人間と交流してるんだろうと、そんなことを考え始めたら、それだけでもうね、ワクワクが止まらなくなっちゃいました。いつか、せいたかさんと交流のある、あのコロボックル達との遭遇とかもあるのかしら。今後、どうなっていくのか、すごくすごーく楽しみです。



(2015.11 読了)







Amazonアソシエイト by だれもが知ってる小さな国 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
だれもが知ってる小さな国 有川浩
だれもが知ってる小さな国著者:有川 浩講談社(2015-10-28)販売元:Amazon.co.jp ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、 ... ...続きを見る
苗坊の徒然日記
2016/01/09 20:39
『だれもが知ってる小さな国』/有川浩・作 村上勉・絵 ◎
とうとう、《有川浩さんの『コロボックル物語』》を読むことが出来ました! 『コロボックル絵物語』の時から、ずっと待ってました♪ ・・・素晴らしかった!私も主人公・ヒコと一緒にドキドキしていました。いいオトナなのにね(笑)。 佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』の踏まえての『だれもが知ってる小さな国』というタイトル、リスペクトはもちろんですし、物語に自信がなければつけられませんよね! ...続きを見る
蒼のほとりで書に溺れ。
2016/01/09 21:39

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こちらにも。
私、佐藤さんの作品を結局読んだことがなくて^^;
なので新鮮な気持ちで読みました。
ヒコとヒメ、良い子たちでしたね〜^^
そして過去とも未来ともコロボックルと繋がっていて、何だか最後は胸がいっぱいになりました。
有川さんがこれからこの世界をどう描かれるのか楽しみです。
苗坊
2016/01/09 20:54
すずなさん、こんばんは(^^)。
佐藤さんの『コロボックル物語』を踏まえての有川さんの『コロボックル物語』。素晴らしかったですね♪
これから、あちこちの《コロボックルの国》との出会いを読めるのだろうと思うと、わくわくしますね!
是非、この作品を子供たちが読んで、小さい人への優しさと思いやりの気持ちと、物語を楽しむことを。存分に味わってほしいと思いました。
水無月・R
2016/01/09 22:04
>苗坊さん
佐藤作品を読んでいなくても楽しめる有川さんのコロボックル物語でしたね。
ヒコとヒメがホントに良い子達で読んでいて嬉しくなっちゃいました。そして、親世代とのコロボックル達の繋がりとか、同じく胸がいっぱいになりました。
今後の物語も楽しみですねー♪
佐藤さんの物語も楽しいので、機会がありましたら是非、お手に取ってみてください!

すずな
2016/01/10 07:32
>水無月・Rさん
有川さんがどういう風に佐藤さんのコロボックル物語を引き継がれるのか、実はちょっと不安もあったんですが、見事な継投で唸らされました。佐藤作品との繋がりもありつつ、有川さんの新しい世界も広がって素晴らしかったです!
これからどんなコロボックル達との出会いがあるのか、本当にワクワク楽しみですよねー♪
大人の私も楽しめましたが、子どもたちにも読んで欲しい作品ですね。
すずな
2016/01/10 07:40
私は佐藤さんのコロボックル読んでなないんだけど、面白かったよ。
最後、ヒメも知ってたって言うどんでん返し(?)もよかったなあ。
近所の図書館に新装版の佐藤さんのコロボックルもありますよ、って紹介されたから今度読んでみます
あいぴょん
2016/01/11 19:59
>あいぴょんさん
佐藤さんのコロボックルを読んでいても、読んでいなくても、どちれでも楽しめるというのは良かったですよね。
私もヒメが知ってたっていうのは良かったです〜!
そうそう!佐藤さんのコロボックルは新装版が出てるみたいなので、機会があれば是非〜♪
すずな
2016/01/13 12:37

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
だれもが知ってる小さな国(有川浩) Bookworm/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる