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zoom RSS ジャイロスコープ(伊坂幸太郎)

<<   作成日時 : 2016/01/26 12:48   >>

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短編集。

なかなか読めなかったんですが、ようやく読めました。ただ、楽しみにしてたのに2編は既読でして。まぁ、短編集ではよくあることなんですけどね。でも、なんだかちょっぴり損した気分になっちゃうのはしょうがない。


・浜田青年ホントスカ
アンソロジー集「蝦蟇倉市事件1」で既読
伊坂さんらしくって、とっても面白かった!というのは覚えてたんですが、オチは自分で創造しちゃってたようで(笑)あ、あれ?浜田青年って・・・そっちだっけーっ!?と、またまた驚かされてしまいました。うーむ、自分の記憶力の弱さに呆れちゃいますが、そのお陰で楽しめたの良し。前向き、前向き(笑)

・ギア
最初、ちょっと意味が分からなかったんですが、だんだんと理解していくと、じわっと怖さが…。結局「セミンゴ」って何だったのかなぁとは思いますが、追っかけられてる図を想像するとゾッとしますね。個人的には宮崎アニメ「風の谷のナウシカ」の”玉蟲の暴走”シーンが浮かんだんですけどね。

・二月下旬から三月上旬
これ、イマイチ理解できなかった作品でした。日付は2〜3月だけど、同じ年じゃなくて、どれも違う年に起こった事って認識でいいんですよね?・・・って、誰に聞いてるやらですけど(笑)そこら辺はなんとか理解できたんですが、主人公の友人として登場する坂本ジョンという人のことがイマイチ分からなくって。途中、主人公の妄想が創り出した人物なんだろうと思ってたんですが、最後の最後に、あれ?実体ありなの?え、どういうこと?という感じでして。・・・えっと、彼は一体、なんだったんでしょうか?

・if
人は誰しも一度くらいは「もし、あの時・・・」と思ったことがあるんじゃないかと思います。このお話もその手のお話だと思ってたんですが、最後の最後に見事にひっくり返されてしまいまして、嬉しい驚きでした。でも、それってちょっと都合が良すぎないかい?と突っ込みたくもなったり。
・・・と思っていたら、最後の短編で「そういうことだったのか!」な真相が明かされて、これまた驚かされました。伊坂さん、上手いなぁ・・・。

・一人では無理がある
始まりは剣呑な感じでドキドキハラハラな展開だったのに、いきなり「サンタクロース業」(?)の会社のお話になって、どういうこと??と思いながら読み進めたら、まさかまさかの展開で、最終的には最初の事件に繋がっていく。これぞまさに伊坂さん!というお話で、とっても楽しませてもらいました。面白かった〜。松田さんってば本当に素晴らしい!・・・まぁ、本人は不本意なんでしょうけどね(笑)

・彗星さんたち
お仕事小説アンソロジー集「エール!3」で既読
新幹線の掃除を請負っている人々のお話。ちょっと前に話題になった職業なので、それなりに理解してるお仕事ということもあり、既読で印象に残ってたお話ということもあったりして、なんというかね、安心して読めました(笑)でも、やっぱりじわーんと沁みたりするのはさすがですね、伊坂さん。

・後ろの声がうるさい
前6編が一つの世界に繋がるお話。こういうのがラストにくるあたりが、伊坂さんらしいというか、さすが伊坂さん!というか。パチリパチリとピースがはまって繋がっていくのが楽しかった。読みながら上手いなぁと思いました。たまたま隣り合った二人が実は・・・という最後のオチには驚かされたけど、じんわり。でも、どうせなら・・・とは思ってしまったんだけどなぁ。まぁ、それも伊坂さんらしいのかな。



(2015.01.17 読了)




ジャイロスコープ (新潮文庫)
新潮社
2015-06-26
伊坂 幸太郎

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タイトル (本文) ブログ名/日時
『ジャイロスコープ』/伊坂幸太郎 ◎
いろんな伊坂幸太郎さんらしさが詰まった7編からなる、短編集。 伊坂さんの短編集は、大抵最後に全部の話をまとめる(後日譚だったり、関連が織り込まれたり)1編が入るんですが、本作『ジャイロスコープ』の最終編「後ろの声がうるさい」も、キレイに無理なく全ての話が収束するだけでなく、独自のストーリーの方もちゃんと展開して収まるという、面白さ。素晴らしいですなぁ! ...続きを見る
蒼のほとりで書に溺れ。
2016/01/26 21:44
ジャイロスコープ 伊坂幸太郎
ジャイロスコープ (新潮文庫)著者:伊坂 幸太郎新潮社(2015-06-26)販売元:Amazon.co.jp 助言あり&#12348;(ます)――。スーパーの駐車場で“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田 ... ...続きを見る
苗坊の徒然日記
2016/01/27 22:08

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
すずなさん、こんばんは(^^)。
「後ろの声がうるさい」で、ピタリピタリとはまっていくエピソードのピースが素晴らしかったですね♪
「一人では無理がある」という章タイトル通りの会社、私も働いてみたいんですが、才能も特技もないので、たぶんスカウトは来ないでしょうねぇ(^_^;)。ううむ、無念(笑)。
水無月・R
2016/01/26 21:48
>水無月・Rさん
最後に一つに繋がっていくのが読んでて気持ち良かったですね。
私も、一人では〜の会社で働いてみたいと思うんですが、スカウトされるような才能があるのかどうかが^_^;でも、松田さんみたいに一見分からない才能もありますからね!諦めずにスカウトがくるのを待ちましょう(笑)
すずな
2016/01/27 12:41
こんばんは^^
私も既読がありましたー。多分同じお話ですね^^;
最初の話は読んだのが結構前だったので楽しめたのですが読んだことがある作品があるともったいないなと思ってしまいます。
「if」と「一人では無理がある」は好きでしたね^^
最後の「後ろの声がうるさい」はまとめ方が見事だなぁと思いました。ただ私も、どうせなら…と思いました^^;それでも流石伊坂さんですよね^^
苗坊
2016/01/27 22:10
>苗坊さん
既読分は私も楽しめたんですが、既読分があるとやっぱりちょっと残念な気持ちがありますよねぇ。
最後のお話は、それまでのお話が見事にまとめてあって良かったですよね。どうせなら…とは思っちゃいますけどね(^-^;
すずな
2016/02/01 05:35

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