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zoom RSS 私の命はあなたの命より軽い(近藤史恵)

<<   作成日時 : 2015/02/11 13:54   >>

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東京での出産を控えていた遼子だったが、急遽、夫がドバイへと転勤することになり、大阪の実家で里帰り出産をすることにした。新築したばかりの実家に帰ると、両親と妹の美和の間がギクシャクしてるが遼子にはその理由が分からない。家族なのに、何故、何も話してくれないのか・・・。


前半はドキドキゾワゾワしたけれど、真相が明かされる後半は「そういうことか〜」と」腑に落ちつつも、なんだかちょっと物足りないような、そんな印象を受けました。ミステリーということだったんだけど、そこまでミステリーという感じでもなく、なんだろ、なんだか、どれもこれもが中途半端というか、なんというか・・・。

と、びみょーに歯切れの悪い感想なんだけども。そうとしか書きようがないんですよねぇ。だからと言って、「つまらなかった」ということではないんですよ。特に前半は先が気になってページを繰る手が止まらなかったくらいでした。遼子が感じる違和感や疎外感がじわじわと心を侵食していくようで、読んでるこちらまで、どんよりとした気持ちになっていきました。

後半になって、悲惨な結果となってしまった美和の事件が明かされ、このタイトルの意味が明らかになる。事件については、本当にどうしてそんなことまで・・・と思わずにはいられない。父親の怒りも分かるけど、そこまでしちゃうのは、ねぇ・・・。でも、これなら家族がバラバラになっちゃうのは当然でしょうね。母親がもうちょっと父親の怒りを静めてくれていれば・・・と思わずにはいられませんでした。

本当に悲惨な事件だったのはわかるんだけど、でも、前半のそれはそれは不穏な空気に不安や期待が最高潮に達してた割には、事件的にはそこまで意外なというか、衝撃的なものではなくって・・・。いや、衝撃はあったんだけど、もっと「えぇーーっ!?」と愕然としちゃうような、そんな事件ってことで。中学3年生で・・・とかって、別に目新しくも何とも無いし、その後に起こったことも、確かに辛く悲しいものではあるけれど、そんなに予想外なことでなく・・・という。なので、心の隅っこで「なーんだ」と思っちゃう気持ちを抑えることは出来ませんでした。

そんなこんなで、後半は、うーん;;;と思いながら読んでいたんですが、最後の最後でまたぞろ不穏な空気が・・・。おぉ、やっぱりこうでなくっちゃ!と思いながら読了したのでした。



(2015.02.10 読了)






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私の命はあなたの命より軽い 近藤史恵
私の命はあなたの命より軽い著者:近藤 史恵講談社(2014-11-13)販売元:Amazon.co.jp 「どうして人の命の重さには違いがあるの?」東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。夫の克哉が、突 ... ...続きを見る
苗坊の徒然日記
2015/02/11 15:57

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは^^
確かにそうですねー。すんごい引っ張っての真実という意味では薄めかなという気がしました^^;面白くなかったわけではないのですが。
それよりも私は両親の行動にただただ怒りを覚えましてそればかりでした^^;美和に対しても妊婦の遼子に対してもあんまりで結局は自分がかわいいのね、なんて思ってしまって。
後味が悪いお話で最後の最後にゾワリとした感じを残して終わるのが近藤さんですよねぇ…
不穏の余韻を残しての読了でした^m^
苗坊
2015/02/11 15:59
>苗坊さん
ちょっと物足りなさを感じてしまいました。面白くなかった訳ではないんですけどね(^-^;
両親の行動には私も怒りを感じました。特に父親が相手の男性にしたことには怒りを通り越して呆れてしまいました。苗坊さんがおっしゃる通り”自分の気持ち”が最優先ってことだったんでしょうね…。
ラストの余韻は近藤さんでしたね。
すずな
2015/02/12 05:32

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