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zoom RSS 無垢の領域(桜木紫乃)

<<   作成日時 : 2014/01/23 12:54   >>

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書道家の秋津。その妻と、秋津の母。そして、図書館長と障害を持つその妹。そんな彼らが出会い、家族の交流を深めていくのだが・・・。

書道家の秋津の家族。書道家として、なかなか芽が出ない秋津。介護を必要とする彼の母。この母と秋津の妻との緊張感漂う関係がなかなかでした。終盤で判明する母の本当の姿には、ゾッとしましたねぇ。そこまでする!?と思ってしまった。じっとりとした、嫉妬とか怒りとかそんなような黒い感情が胸につかえて、容易には取れなかった。そこまでの感情を持つまでに至ったのは何故なのか、それを考えるとクラクラしちゃいます。ホント怖い。。。

そして、図書館長である林原が障害を持つ妹の純香と暮らし始めたことから、崩れていくバランス。純香の邪気のない素直な言動が、だんだんと周囲の大人たちの関係に影を落としていき、彼らの奥底に秘められていた思いがじわりじわりと表面化していくさまは、読んでいてゾワゾワとしました。こういう緊張感って、実は堪らなく好きなんですよねぇ。でも、実際にこういう関係の中に放り込まれたらイヤですけどね;;;

ただ、純香に関してのラストはちょっとねぇ。そうきたか!とも思うんだけど、それよりも「それって、どうなの?」と思わないでもない。もうちょっと別なオチ(?)に出来なかったのかなぁと思ってしまいます。なんだか、ザラザラとした読後感で、後味の悪さだけが残ってしまったような気がします。
・・・まぁ、この作品は、そこがいいとも言えるのかもしれないんだけどね。



(2013.09.18読了)






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