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zoom RSS サクラ秘密基地(朱川湊人)

<<   作成日時 : 2013/06/22 05:40   >>

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「家族」と「写真」をテーマにした短編集。
昭和30年代かな、と思える時代を舞台に、ちょっと不思議でゾクリとするような物語が6編。

どの物語も「ほのぼの」からは遠くて、哀しくって切ないものばかり。ほっこりしてノスタルジーを感じるというものではないんだけど、何故か心惹かれる物語でした。”朱川マジック”なのかな。だからって、涙腺の弱い私でもポロリとしちゃうまではないんですよねぇ。ポロリとくるよりも、ちょっとホラーチックなので、ざわざわしちゃう、そんな感じかなー。

なんといっても、表題作の「サクラ秘密基地」のインパクトが強かった。最初に掲載されてるってのいうのもあるんだろうけど、かなり衝撃的なラストでした。読み始めた時は、ほのぼの系だと思ってたので、「そっちなのー!?」と思わず叫んでしまいそうになったような、まさかのラストに驚いたって言うのもあるんだろうけどね。いや〜、このラストは予想してなかったので、本当に衝撃的でした。切ないというかね、すごく堪らない気持ちになりました。

その後に続く物語もなかなかのラストだったんだけど、この表題作のお陰で、それなりの覚悟を持って読むことが出来たのは良かったかなぁ。どれもこれも、ハッピーエンドとはいかず、切なさで胸がぎゅーっとなるような物語ばかりだったんだけどね。

表題作以外では、「スズメ鈴松」も良かったなぁ。あと、「ひえぇぇぇぇ;;;」と思ったのは「月光シスターズ」かな。ラストのぞくぞく度が一番、高かった。恐かったーっ。


ホロリとするよりもゾクリとする、そんな朱川作品を堪能できた1冊でした。



・サクラ秘密基地
・飛行物体ルルー
・コスモス書簡
・黄昏アルバム
・月光シスターズ
・スズメ鈴松



(2013.05.27読了)





サクラ秘密基地
文藝春秋
朱川 湊人

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