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zoom RSS 狭小邸宅(新庄耕)

<<   作成日時 : 2013/04/15 05:42   >>

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第36回(2012年)すばる文学賞受賞作。

不動産会社の営業として、容赦ないノルマと上司からの罵声に耐えながら結果をだそうと必死に足掻く主人公。異動先の上司からは辞職を迫られるが、それを拒否し何とかひとつの物件を売るが・・・。


ここまで酷い会社って・・・と思いつつ、現実でもありそうだよなぁと思えてしまうところがアレなんですけどね。会社も酷いと思うけど、異動先の上司が主人公に語って聞かせる部分を読んで、確かに主人公の気持ちも甘いというかね、そういう部分もあるのかなぁとも思いました。基本的な部分を疎かにすると、出来るもんも出来ないし、取れる仕事も取れないものですよね、やっぱり。

なんとか一つの物件を売った後は、上司の後押しもあって仕事の方は順調に進んでいくようになるんだけど、逆に私生活では恋人との関係が上手くいかなくなる。仕事の私生活。この二つのバランスが難しいんでしょうね。主人公が不器用ってこともあって「もうちょっと上手くやれよ〜」と心の中でついつい叱咤しながらの読書となってしまいました。

最後は、「あれ、それでそうなっちゃうのー!?」と思わなくもなかったんですけど、気持ち的にはもう限界になってたのかなと思うと、まぁ、あれはあれでしょうがないのかなぁと納得できなくもないかな。・・・って、微妙な感じだけど(笑)

最後がちょっとスッキリしないラストだったのがちょっと残念でした。




で。ここからはちょっと蛇足なうえに愚痴。

この作品を読みながら、つい自分の勤める会社の営業社員を思い出して微妙な気持ちになってしまったんですよねぇ;;;この主人公に比べれば、彼らの状態はぬるま湯もいいとこだよ!という・・・。彼らにもこの本を読んで欲しいわ!ここまでのプレッシャーを与えられてるんなら、何とか出来る事をしてあげたいと思うんだろうけどさ。人のせいばかりにしないでちょっとは自分のことを省みろーっ!・・・と、まぁ、そのようなことをちょっと感じたのでありました。




(2013.03.24読了)





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