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zoom RSS 桜ほうさら(宮部みゆき)

<<   作成日時 : 2013/04/29 05:43   >>

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江戸深川を舞台にした宮部さんの時代物。

大好きだった父が賄賂を受け取った疑いをかけられ自刃。古橋家の次男坊だった笙之介は父の汚名を雪ぎたいという思いを胸に江戸での暮らしを始めるが・・・。



ちょっとネタバレありです。
未読の方はご注意を。










宮部さんらしい、ちょっと切なく、それでも人々の温かさにほっこり出来る作品でした。笙之介が暮らす長屋の人々との交流や、国元で暮らす母や江戸留守居役である東谷との関係など、温かい気持ちになれるものもあれば、たまらない気持ちになるものもあって、そのバランスが相変わらず素晴らしい。

長屋に舞い込む事件を解決しながら、だんだんと父の事件の真相に迫っていく。助け合いながら生きていく長屋の人々の暮らしや和香との関係など、優しい気持ちになっていたのが、最後の章で驚きの真相に行きついて、とても切なくなってしまいました。親子であっても、分かり合えないこともあるんだというのは分かっているんだけど、よりにもよって優しい笙之介の家族でそんな事件を起こさなくっても・・・と、思わず著者にクレームをつけたくなったりもしちゃいました;;;

それでも最後は、ままならない思いを抱えながら、みんなそれぞれが前を向いて歩いていこうとする姿にホッと出来て良かったです。笙之介と和香の二人も少しずつ深まっていくような、そんなラストも良かった。

読了後にタイトルを見返して、改めて良いタイトルだなぁとしみじみ思いました。






(2013.04.06読了)





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こちらにも。
最後が本当に切なかったです。ただ生きているだけでもダメなのかと腹ただしかったです。笙之介と和香の関係が可愛かったですね^^
読み終えた時にタイトルがピッタリだなと思いました。
苗坊
2013/06/22 22:16
>苗坊さん
ホント切なかったですねぇ。でも、笙之介と和香の二人がよい関係になっていきそうで、ちょっとホッと出来たのは良かったですね。
タイトルが良かったですよねー!
すずな
2013/06/26 12:42

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