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zoom RSS たったひとり(乾ルカ)

<<   作成日時 : 2013/04/07 07:49   >>

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う〜わ〜ぁぁぁ;;;
これは何と言っていいのか・・・。面白くって一気に読んじゃったんだけど、ラストがねぇ;;;後味の悪さは絶品!と太鼓判を押したくなりましたよ。いや、冗談じゃなくホントに。


大学の廃墟探索サークルの男女5人が訪れた土砂崩れで半壊したラブホテル。そこで5人は土砂崩れの瞬間を何度も体験させられるというタイムループに囚われてしまう。タイムループから抜け出すためには、土砂崩れでなくなった一人が誰だったのかを特定するしかないという結論に達して、交代で建物に残り土砂崩れを体験することになるが・・・。

27年前に起こった土砂崩れ事故を再現する為に、一人ずつラブホテル内に居残る事になった大学生男女5人。その居残る一人が交代で語っていくという、連作短編集のような体裁になっていました。なので、順番に彼らの人となりが分かっていくんだけど、まぁ、みんなお見事!と言いたくなるくらい、自己中な人ばっかりなんだよねぇ。この人は大丈夫だろうと思っていると、とんでもなくて・・・。揃いも揃って;;;と絶句したくなりました。

読み進んでいくと最初の印象がだんだん変わっていくんですよね。最初は嫌なヤツ!と思っていたまどかや間野坂だったんだけど、秋穂の章になったら、彼らが自分の気持ちに素直で、ある意味、二人が可愛く感じたくらい。内に秘めたものほど怖いんだなぁとしみじみ思ってしまいました。

まぁ、こんな極限状態に陥ったら、誰しも冷静でいられないだろうし、”本性をさらけ出す”っていうような、そんな感じになってしまうんだろうなぁとは思うんだけど。私自身も、こんな状況に陥ったら、どうなってしまうのか分からないよな・・・と、そんなことを思えて、なんだか落ち着かない嫌な気分になったし、恐くもなりました。

最後はもっと救いのある、ちょっとホッとできるラストになるのかと思いきや、かなり衝撃の展開にびっくり!もうね、嫌ぁ〜〜〜〜な気持ちになりましたよ。全く救いもないし。後味、悪すぎ!と著者に詰め寄りたい気分。でも、そこが乾作品の魅力でもあって、また読みたいと思っちゃうんだけどね(笑)





・葦原隆介
・日吉忍
・金城まどか
・間野坂譲
・小野寺秋穂
・ひとり


(2013.03.13読了)





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