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zoom RSS 王妃の帰還(柚木麻子)

<<   作成日時 : 2013/02/23 12:55   >>

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面白かった!
柚木作品は前作がイマイチだったから、ちょっとドキドキしながら手に取ったんだけど、それは全くの杞憂でした。最初からぐいぐいと引き込まれて一気読み。

女子校中等部でのクラス内の派閥抗争を描いた物語。・・・って書くと、なんだか血生臭いイメージがわくなぁ;;;そういうのとはちょっと違う感じ。クラストップの姫グループのリーダーだった”王妃”がその地位を失い、クラスで一番地味な範子たちのグループでその”王妃”を受け入れる事になるが、なかなか上手くいかない。平穏な生活を取り戻す為、範子達は「プリンセス帰還作戦」を企てるが・・・。


クラス内でグループが出来るのはわかるけど、姫グループだのギャルズだのゴスなんちゃらだのと、グループごとに名前が付いてて、それが階級制みたいになってるんだよね。確かに多少の力関係があるのは分かるけど、ここまで露骨なのは現実にはないんじゃないの〜?と思った。・・・ら!これを読んだ数日後に、我が家でとってる新聞の中に「クラス内のカースト制度」みたいな記事があって、それを読んで「うわ、ホントに現実でも似たようなことがあるんだ!」とビックリしたのでした。・・・これって、最近ことだよね。昔っからあったよー。とか言われたら…ちょっと凹むかも、自分の鈍さに(笑)


内容的にはドロドロなはずなんだけど、なんていうかね、ユーモラスに描いてあったりもして、思わずクスリと笑っちゃう場面も多かった。なんだかんだ言っても、みんな中学2年生なんだもんね。どうしたって、可愛いなぁと思っちゃう。まぁ、本人達は必死なんだし、自分の中学生の頃を思い出すと、やっぱり必死だったよなと思うから、笑っちゃいけないとは思うんだけど。だけど、つい、ね。

男性教師への憧れや、それが発端となったいざこざ、べったりした友情とか裏切りとか。「女子」ならほとんどの人が身近で経験したことがあるんじゃないかなぁと思うし、女子同士の駆け引きはいくつになっても変わらないなぁと思った。女はいくつからでも女だし、ベースの部分はある意味、不変なんだろうなぁ。

それにしても、最後に範子があんな行動にでるとは思わなかったのでビックリした(笑)でも、収まるところに収まって良かったなぁと思えました。最後はこれまた、爽やかなラストで読後感もスッキリでした。



(2013.02.16読了)





王妃の帰還
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柚木 麻子

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