Bookworm

アクセスカウンタ

zoom RSS アルバトロスは羽ばたかない(七河迦南)

<<   作成日時 : 2013/01/08 05:38   >>

トラックバック 1 / コメント 2

「七つの海を照らす星」の続編。

や、やられたーっ!
前作のことがあったので、「何かあるぞ、何かあるぞー」と警戒しながら読んでたんだけど(笑)、最後まで全く気付かなかった;;;ちょっと「ん?」と思ったところはあったんだけど、「なんでかな?」と思いつつもそこは疑いもしなかったよー。まさかそうくるとはねー。完全に騙されました。悔しい・・・。

七海学園の子供たちが通う高校で文化祭の日に起きた校舎屋上からの転落事故の真相を追う「冬の章」と、その合間に挟まれる、学園で起こった不可思議な事件の数々を描いた「春の章」「夏の章」「初秋の章」「晩秋の章」から構成されるという、凝った作りの作品。読みながら、時々、時系列がこんがらがってしまったりはしましたが(笑)、面白くって気がつくと一気読みしちゃってました。

メインの転落事故とその前の季節に起こった不可思議な事件は関係なさそうでいて、最後に見事に繋がっていく。・・・んだけど、そもそも真相と言うか、犯人と言うかね、それを見事に取り違えていた私は、散りばめられたヒントに全く気付くことなく読み流してました;;;最後まで読んでみると、「あの人かな。いや、こっちが怪しい。いやいや、意表を突いてこっちとか・・・」と、あれこれ予想していた自分に「違う!それは全くの的外れじゃー!」って思いっきり突込みを入れたい気分です。

前作同様、語られる事件の数々は児童養護施設ならではで、気分が重くなるものが多かった。でもそれは、現実でも起こっているもので、目を逸らしてはいけないこと。沈みがちな気分にもなりましたが、春菜や子供たちの前を向いて進んでいく姿には、強さと優しさを感じる事ができました。


最後は思わず涙。私も一緒に「どうか、どうか・・・」と願わずにはいられませんでした。
・・・が、「著者3作目を先に読んだのはやっぱり失敗だった;;;」と大いに後悔。もうね、”後悔”って言葉じゃ全く足りませんよ。まさに、大後悔。やっぱり発行順に読むべきでした。是非とも3作目を再読しなくちゃ!と改めて思ったのでした。



(2013.01.06読了)



アルバトロスは羽ばたかない
東京創元社
七河 迦南

Amazonアソシエイト by アルバトロスは羽ばたかない の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
七河迦南/「アルバトロスは羽ばたかない」/東京創元社刊
七河迦南さんの「アルバトロスは羽ばたかない」。 児童養護施設、七海学園で働く保育士三年目の北沢春菜。施設の子供たちが抱える問題を折りに 触れて解決し、子供たちの育成を見守って来た。そんなある日、学園の子供たちが通う高校の 文化祭の日に、校舎の屋上から不審な転落事件が起きる。事件が起きた時、屋上には転落した 人物以外にもう一人誰かいたらしい。その人物とは誰なのか。そして、なぜ転落事故は起きた のか?事件の真相には、文化祭に先駆けて春菜が解決に奔走した、学園の子供たちに関する 四つ... ...続きを見る
ミステリ読書録
2013/01/14 23:11

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
え?え?もしかして、三作目とこのシリーズって繋がっているのですか?ちょうどこれから三作目を読むところなんですが・・・。全く関係ないお話かとばかり思ってました。
もう全く、この作品には脱帽というしかなかったです。伏線の貼り方が絶妙でしたね。根本的な部分で完全に騙されていたので、それがひっくり返された時はまさに目からウロコが落ちる思いがしました。きっと続編がある!と信じたいですよね。
べる
2013/01/14 23:17
>べるさん
3作目は私も全く関係ないお話だと思ってたので先に読んだんですけど…。最初は違いましたがラスト辺りで…^^;

本当に伏線の貼り方が絶妙でしたよね〜!私も根本的な部分で騙されてたので、分かった時は思わず叫んでしまいましたよ(笑)
すずな
2013/01/15 12:35

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
アルバトロスは羽ばたかない(七河迦南) Bookworm/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる