Bookworm

アクセスカウンタ

zoom RSS 64(横山秀夫)

<<   作成日時 : 2013/01/22 05:43   >>

トラックバック 3 / コメント 4

面白かった〜!

横山さんの久々の新刊。ようやく手に出来ました。思ってたよりもボリュームがあって慄きましたが、読み始めるとそんなことは全く気にならず、気付くと一気読みしてました。

昭和64年に起きた未解決の誘拐殺害事件。時効を前に、刑事部と警務部との争いが表面化し、広報官の三上は板ばさみになりつつも、その争いの元となった真相に迫っていく。そして、未解決の誘拐事件は新たな局面を迎え・・・。


ネタバレ気味です。
未読の方はご注意ください!









同じD県警に所属していても、刑事部と警務部という二つの争いがあり、そして、県警と本庁とのポスト争いもありと、本当は一枚岩でいて欲しいと思う組織であっても、そういう部分は一般企業と何ら変わりは無いんだなぁということを改めて感じさせられました。まぁ、組織である以上、そういう部分はしょうがないのかなと思う反面、警察という組織の根源を考えると、そんなことよりも・・・と思ってしまったりもします。まぁ、全員がそんなことばっかり考えているとは思わないけどね。

刑事部から広報官となった三上の揺れ動く心中が胸に迫ってきました。刑事に戻りたいと思いつつ、それでも、今の立場でいるしかないジレンマ。組織の人間として、一人の男として、父親として、夫として・・・。様々な思いが交錯しながら、自分にとってのベストな方法を模索していく姿に、胸が熱くなりました。


そして、14年前の誘拐殺害事件で娘を殺された父親の思いと執念にはただただ脱帽。模倣事件が起こった時に、犯人はきっと・・・と思ったんだけど、その動機(?)がわかった時は驚きすぎて・・・。なんていうんでしょう、その時の気持ちを表す言葉が出てこないです。ずっと祈るようにコールしつづけた姿を浮かべると堪らない気持ちになります。

誘拐事件をメインにした警察小説なんですが、それよりも、人間ドラマと言った方がいいような作品でした。読み応えがありました。



で。
え〜蛇足なんですが。本当に蛇足なんですが。「あゆみちゃんはどうなったのー!?」と思ってしまったのは私だけなんでしょうか;;;



(2013.01.20読了)





64(ロクヨン)
文藝春秋
横山 秀夫

Amazonアソシエイト by 64(ロクヨン) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
横山秀夫/「64 ロクヨン」/文藝春秋刊 
横山秀夫さんの「64 ロクヨン」。 警察職員二十六万人、それぞれに持ち場があります。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の 下の仕事です。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持を もって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に 瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある(紹介文抜粋)。 横山さん、本当に久しぶりの新刊。とはいえ、本書、三年ほど前に一度出版予定が立った作品 なのですよね。発... ...続きを見る
ミステリ読書録
2013/01/22 08:25
64(ロクヨン) 横山 秀夫
64(ロクヨン) ...続きを見る
花ごよみ
2013/03/12 17:07
真骨頂の長編
横山秀夫は短編がいい、 個人的にはそう思っている。 ...続きを見る
活字の砂漠で溺れたい
2013/03/26 23:22

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はい、私も娘さんがどうなったか気になったクチです〜^^;せめて、希望が持てる何らかのほのめかしみたいなのがあると良かったですよね。
終盤の真相部分はさすが!って感じだったんですが、中盤まではちょっとごちゃごちゃしてて読みにくかったのが残念でした。でも、また横山作品が読めて嬉しかったです。
べる
2013/01/22 08:28
>べるさん
娘さん、気になりますよねー!ほのめかしでもいいから何か欲しかったですよね。この件、同意者がいらっしゃってホッとしました(笑)
ボリュームがあった分、登場人物も多彩で確かにちょっとごちゃごちゃ感はありましたね。でも、終盤になるにつれてワクワク感も増していって、あの真相には唸らされました。
久しぶりの横山作品、堪能できて良かったですよね!
すずな
2013/01/23 05:41
すずなさん こんばんは
読ませましたね。流石という感じでした!!
娘さんのその後はあれでよかったかと、
個人的には、そんな感じです 笑
yori
URL
2013/03/26 23:31
>yoriさん
ホント読ませましたね〜!面白くって夢中で読みました。
娘さんのその後が私は気になって気になって…^^;
すずな
2013/03/28 12:51

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
64(横山秀夫) Bookworm/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる